
おそ松さん
松野家の6つ子であるおそ松、カラ松、チョロ松、一松、十四松、トド松は20歳を過ぎても定職につかず、親の脛をかじるいわゆるニート。仕事にも女性にも縁がない個性的な6人は、時に足の引っ張り合いをしながらも、ひとつ屋根の下で暮らし、それぞれの趣味にいそしむ日々。
そんな彼達に、うさんくさい男イヤミ、おでん屋のチビ太、6つ子のアイドル的存在トト子、いつもパンツ一丁のおじさんデカパン、大きな口の中年男ダヨーン、あどけない少年(に見えるが実は成人)ハタ坊などの面々が加わり毎回騒動が巻き起こる。
構成は通常、本編の前後に時折入るショートアニメを含めて2 - 7本立ての1話完結の形式をとっており、複数のショートアニメを放送する回もある。ストーリーもほぼ本作オリジナルの物だが、時折原作『おそ松くん』の話を本作用にアレンジした物を放送する回もある。
スタッフ
- 音楽橋本由香利
- キャラクターデザイン安彦英二
- シリーズ構成松原秀
- 監督小高義規
制作会社
studioぴえろ(第1期 - 第3期)<br />PIERROT FILMS(第4期)
怪獣8号
古来から怪獣が人々の日常生活を脅かしている日本が舞台。怪獣大国 日本として描かれ、発生率も日本が高いとされる。
主人公 日比野カフカは、幼いころに住む町が怪獣の発生によって破壊される。その日、幼馴染の亜白ミナとともに、その町を見渡せる丘にいた二人は惨状を見ながら、「俺(私)、防衛隊員になる」と宣言、「二人で、怪獣を全滅させよう」と約束した。
だが、カフカは防衛隊に合格できずに月日が流れた。
怪獣死体の解体清掃処理業者・モンスタースイーパー社に就きながら防衛隊員を目指すも、既に32歳になり防衛隊の年齢制限を超えてしまっていた。一方、ミナは日本防衛隊として活躍するどころか、隊長を任され防衛隊のヒーローとして取り上げられていた。そんなミナを横目に鬱屈した日々をおくっていたカフカ。そんな日々を送る中、防衛隊試験対策としてモンスタースイーパー社にアルバイト入社した市川レノ。彼から少子化を理由とした防衛隊の年齢制限が引き上げられることを教えられる。その帰り道で『余獣』と呼ばれる怪獣に襲われ、二人は絶命の間際、防衛隊 第三部隊 隊長である亜白ミナに窮地を救われる。保護された病院で隣の病床で保護されていたレノから、再び入隊試験を受けるよう促され、決意を新たにするカフカだったが、その直後、謎の生物に「ミツケタ」と言葉を残し口から侵入され寄生。寄生されたカフカは怪獣化してしまう。この際、レノが最初に目撃し、話の途中だった事と、人間の言葉を話すことから、それがカフカである事を理解し、一緒に病院からの逃亡を試みる。
その逃亡中、カフカは人間化を自然と体得し怪獣としての姿を消すことに成功、これが日本防衛隊としての初の未討伐事件となり『怪獣8号』と識別される。
この後、カフカとレノが防衛隊へ入隊を目指すところから物語は始まる。
エピソード1 怪獣になった男(第1話〜第12話)
防衛隊選別試験の一次書類審査を通過したカフカとレノは、二次試験を受験するため試験の西東京会場である防衛隊立川基地を訪れ、駐車場で四ノ宮キコルと出会い一悶着を起こす。怪獣の力を使わず試験に臨んだカフカであったが、加齢による衰えもあり体力試験では苦戦を強いられる。その後、試験は演習場での試験用に捕獲した余獣を使用した模擬怪獣討伐試験を行うも、攻撃能力の低いカフカとレノは怪獣解体で得た知識を活かした支援行動に回り健闘するが討伐はできないまま終了。一方、キコルは援護すら寄せ付けない圧倒的な活躍を見せ試験は終了するが、謎の人型怪獣が現れ、試験で倒した余獣が次々と復活。急襲を受けたキコルはピンチに陥る、その時、カフカはキコルを守るべく試験場で禁じてきた怪獣8号へと変身をしてしまう。
エピソード2 夜明けの相模原掃討作戦(第12話〜第24話)
試験には不合格になるものの、副隊長・保科宗四郎の目に止まり候補生として採用されたカフカは、怪獣化した姿を見られたキコルにも怪獣8号である事を説明し打ち明ける。そして防衛隊員としての初任務 相模原討伐作戦へと向かう。カフカは現場で余獣を直接解体し、怪獣の生態情報を提供するなどの活躍を見せる。一方、余獣を掃討していたレノと古橋伊春の前に、モンスタースイーパーの解体作業員が現れる。直後、作業員は立川の最終試験を襲った人型怪獣怪獣9号へと変形し、レノと伊春を襲撃する。カフカは怪獣8号に変身し、レノらの救出へと向かう。
エピソード3 立川基地襲撃(第24話〜第32話)
相模原掃討作戦での働きが評価されたカフカは正式に防衛隊員として採用される。それも束の間、複数の翼竜型怪獣を引き連れた人型怪獣怪獣10号が立川基地に奇襲をかけてくる。
エピソード4 捕らわれた怪獣8号(第33話〜第40話)
立川基地を10号から守るためやむを得ず人前で8号に変身したカフカは、仲間である防衛隊に拘束され本部にて尋問を受けることになる。
エピソード5 怪獣兵器(第41話〜第56話)
防衛隊長官・四ノ宮功の判断により、怪獣兵器として運用されることを条件に処分保留となったカフカは、10号により壊滅的な被害を受けた立川基地の復旧まで、キコルと共に一時的に第1部隊に編入される。そんな折、品川区で蟻型の怪獣が群体で出現。第1部隊が出撃し対処にあたるが、カフカは変身不能の事態に陥る。そんなカフカの目の前に怪獣9号が三度現れる。
エピソード6 適合者(第57話〜)
品川での怪獣9号戦で四ノ宮長官を失った防衛隊は師団会議を招集する。保科は怪獣10号から自身の怪獣兵器化を条件に9号の情報の提供を受け、9号が大怪獣クラスの怪獣を生産する能力を持ち、将来的に量産できるほどの能力を持てば壊滅的な脅威となる旨を報告する。報告を受けた防衛隊本部は新たな人材の育成を急務とし、組織の立て直しを図る。その一環として、市川は適合者不在で封印されていた怪獣6号ベースの識別怪獣兵器「ナンバーズ6」と同調の兆しを見せたため、松本基地で適合訓練を受ける。
スタッフ
- 音楽坂東祐大
- キャラクターデザイン西尾鉄也
- シリーズ構成大河内一楼
- 脚本大河内一楼
- 監督神谷友美
制作会社
Production I.G
ゲーセン少女と異文化交流
遊樂場少女的異文化交流
スタッフ
- 音楽伊賀拓郎
- キャラクターデザイン岡野力也
- シリーズ構成山田靖智
- 監督菊池聡延
制作会社
ノーマッド
SAKAMOTO DAYS
SAKAMOTO DAYS 坂本日常
元・伝説の殺し屋として裏社会で恐れられていた男、坂本太郎。しかし、彼はある女性に恋をしたことで殺し屋を辞め、普通の生活を選ぶ。結婚して子供が生まれ、坂本は家族と共に「坂本商店」を経営しながら平和な日常を送っている。現在は中年になり、見た目は変わったものの、かつての優れた殺し屋としての能力は衰えていない。愛する家族を守り、穏やかな暮らしを続けるために、かつての仲間たちとともに次々と襲いかかる刺客に立ち向かっていく。
スタッフ
- 音楽林ゆうき
- キャラクターデザイン森山洋
- シリーズ構成岸本卓
- 監督
制作会社
トムス・エンタテインメント
地獄先生ぬ〜べ〜
「鬼の手」を持つ霊能小学校教師の「ぬ〜べ〜」こと鵺野鳴介が児童を守るために、妖怪や悪霊を退治する学園コメディーアクション。
友情、努力、勝利というジャンプ従来のコンセプトに加え、ホラー、都市伝説、怪談、ラブコメディ、教養、お色気など様々な要素を採り入れ、バリエーションに富んだ展開と個性豊かなキャラクターが繰り広げるストーリーで非常に幅広い年代から老若男女問わず多くの支持を受け、1990年代後半のジャンプ人気に陰りが出始めたころ、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』などとともにジャンプの一翼を担う大ヒット作となった。メディアミックスも果たし、テレビ朝日系でテレビアニメ化(1996年4月-1997年6月、1998年8月・全49話)やアニメ映画化(3作)、OVA化(3作)、PSゲーム化などが実現している。
また、2006年には全20巻の文庫版が発売された。
地獄先生ぬ〜べ〜NEO/地獄先生ぬ〜べ〜S
2014年3月、15年ぶりに集英社『グランドジャンプ』2014年9号にて続編となる新作読み切り『地獄先生ぬ〜べ〜NEO』が発表され、同年5月発売の増刊『グランドジャンプPREMIUM』28号(新装刊2号)にて掲載された。
物語は前作から12年後が舞台となっており、童守小学校に戻ってきた鳴介が教師となった元教え子の稲葉郷子と再会し、そこで巻き起こる怪奇現象に郷子や新たな5年3組の児童たちと共に立ち向かっていく活躍を描く。
こちらでは「学級崩壊」「学校裏サイト」「いじめに対する学校および教育委員会の隠蔽体質」「モンスターチルドレン」など現代的な学校問題や、「ネグレクト」「モンスターペアレント」「定職に就かない若者たち」「現代社会での他人の子供を叱る大人の存在」など大人の教育問題の要素も取り入れられている。
また『ぬ〜べ〜』の時代設定では1990年代を舞台にしていたが本作品では2010年代を舞台にしており、これに合わせて広や郷子たちの小学校時代も2000年代ごろに引き上げられている。
『グランドジャンプ』2014年16号(2014年6月号)からは『霊媒師いずな Ascension』と交換移籍という形で移動し、2019年1号(2019年1月号)まで連載された。
『最強ジャンプ』2016年1月号に出張編が掲載され、9月号から正式に連載開始。『グランドジャンプ』の連載も継続されていて2誌によるダブル連載となる。最強ジャンプ側は後に、2018年8月号からタイトルが『地獄先生ぬ〜べ〜S』と改題された。『ぬ〜べ〜S』では都市伝説をモチーフとした話が増えており、『NEO』から登場した生徒が中心となり、『ぬ〜べ〜』から登場していた生徒や妖怪はほとんど登場しなくなった。2021年5月号まで連載されたが、最終話は雑誌ではなくYouTubeでの公開となった。
制作会社
スタジオKAI
白豚貴族ですが前世の記憶が生えたのでひよこな弟育てます
雖然我是白豚貴族,但因為有前世的記憶所以在養育弱小的弟弟
スタッフ
- 音楽桶狭間ありさ
- キャラクターデザイン宮川知子
- シリーズ構成広田光毅
- 監督
制作会社
スタジオコメット
ダンダダン
霊媒師を祖母に持つ女子高生、綾瀬桃は、宇宙人の存在は信じていないが幽霊は信じている。オカルトマニアの男子高校生、高倉健は、幽霊の存在は信じていないが宇宙人は信じている。ある日、俳優・高倉健似の人生初の彼氏に振られた桃は、偶然見かけた健をいじめから庇う。健は話しかけてきた桃を同好の士と勘違いするが、オカルトに対して正反対のスタンスを持つ二人は取っ組み合いになり、「自分の信じるものの存在を証明出来たら相手をパシリにする」という勝負をすることなる。互いが指定した「UFOスポット」「心霊スポット」で奇しくも同時に宇宙人と妖怪に遭遇してしまった二人は、互いの理解を超越した怪奇の世界へと足を踏み入れていく。
スタッフ
- 音楽牛尾憲輔
- キャラクターデザイン恩田尚之
- シリーズ構成瀬古浩司
- 脚本瀬古浩司
- 監督[[アベル・ゴンゴラ
制作会社
サイエンスSARU
出禁のモグラ
出入禁止的鼴鼠
スタッフ
- 音楽長谷川智樹
- キャラクターデザインたなべようこ
- シリーズ構成藤田伸三
- 監督
制作会社
ブレインズ・ベース
桃源暗鬼
桃源暗鬼
プロローグ(仮)(1巻1話 - 1巻4話)
銃が好きな少年・一ノ瀬四季は、高校を退学になるほどの問題児。謎の男に襲われ、四季の運命は大きく動き始まる。実は、四季は父から鬼の血を引き継いでいると告げられる。その後、父・一ノ瀬剛志は、桃太郎機関の桃屋五月雨の圧倒的な攻撃を受け、四季を守り抜くも死亡してしまう。
失意の四季のもとに現れた羅刹学園の教官・無陀野無人は彼の実力を試し、四季は父の敵を討つため羅刹学園に入学することになる。
鬼ごっこ(1巻5話 - 2巻13話)
羅刹学園に入学した四季は皇后崎迅・屏風ヶ浦帆稀と同じ組になり、退学を賭けた鬼ごっこを受けることになる。
四季にとっては未知なる能力、血蝕解放を使いこなす迅に圧倒され、自分の力不足を痛感する四季だが、血を暴走させてしまった帆稀を救うため、自力で血蝕解放に辿り着く。
京都編(2巻14話 - 5巻35話)
鬼ごっこの最中に突如として、鬼機関京都隊からの援護要請を受けた無陀野は教え子とともに京都へやってくる。
そこでは桃太郎機関の桃宮唾切による、鬼たちの一方的な虐殺が行われていた。
京都隊本部である清水寺にて四季は援護部隊という戦場で戦う花魅坂京夜、両親を唾切に殺された少女・芽衣と出会うが唾切の襲撃を受け、桃太郎と京都を舞台に戦うことになる。
練馬編(5巻36話 - 9巻76話)
京都での激闘で炎鬼の力を覚醒させた四季は桃太郎機関でも大きな脅威となっていた。
偵察部隊の活動を学びに練馬へ訪れていた四季たち。ちょっとした偶然から四季は桃太郎機関の副隊長・桃寺神門と出会い意気投合する。
一方、迅は車に轢かれそうになった幼い姉妹を救うために街中で鬼の能力を使用したことで、神門の上司である桃巌深夜に見つかり拉致される。
四季は迅を救出することに成功するも、深夜の卑劣な策略によって濡れ衣を着せられ、神門と対立することになってしまう。
雪山修行編(9巻77話 - 11巻88話)
羅刹学園に帰還した四季たちは、無陀野から修行を課せられる。それは大雪の中、羅刹学園の裏山を登り24時間以内に全員で頂上を目指すというものだった。
非常勤講師である猫咲波久礼、印南幽の妨害に加え、強さを求めることに焦る矢颪碇の身勝手な行動でチームは分断されてしまう。
帆稀を助けるために怪我を負い倒れた四季だが、帆稀の懸命な働きによって意識を取り戻す。四季はなぜ帆稀が自分をそんなに卑下するのかを問うと、帆稀は自分が一般人を殺してしまった過去を語り始める。
華厳の滝跡地研究所編(11巻89話 - 19巻162話)
桃太郎機関本部では羅刹学園および四季の脅威を議題とした会議が行われる一方で、鬼機関に属さない過激派組織鬼國隊の存在が注目されていた。ある日、鬼國隊大将にして風属性の鬼神の子である等々力颯が四季を仲間に引き入れるために羅刹学園を訪れる。
颯からのスカウトを断る四季であったが、桃太郎を殺すための強さを目的とする矢颪が羅刹学園と決別して鬼國隊と行動を共にしてしまう。そして、矢颪を加えた鬼國隊は栃木県・華厳の滝跡地に建てられた桃太郎機関の研究所内の桃太郎の殲滅および実験材料として捕らわれた鬼たちの解放のために無謀ともいえる突入を開始する。
一方、矢颪の鬼國隊の理念への理解度に疑問を抱いた四季は矢颪を止めるために仲間たちと共に後を追う。その途中で出会った小さな集落に住む鬼の男性榎本哲司から研究所と攫われた娘の存在を聞かされたことで、鬼たちの救出および矢颪との合流のために研究所に向かうことになる。
高円寺編(19巻163話 -)
羅刹学園と鬼國隊が華厳の滝跡地研究所の桃太郎と激闘を繰り広げていた頃、桃太郎機関が杉並区に暮らす鬼たちを襲撃して壊滅的な被害をもたらし、高円寺一帯を包囲していた。
華厳の滝跡地研究所での戦いから3日後、四季は衝動的に桃裏楔の命を奪ってしまったトラウマから血蝕解放の発動ができなくなるスランプに陥ってしまう。そんな中、杉並壊滅の報を偶然聞きつけた遊摺部従児が無陀野と京夜に「杉並には妹がいる」と同行を懇願したことをきっかけに四季たち羅刹学園の生徒も杉並区の戦いに参加する。
そこでは杉並区戦闘部隊の朽森紫苑と百鬼大我に加え、練馬区偵察部隊の淀川真澄と並木戸馨、羅刹学園非常勤講師の猫咲と印南が集結していたが、真澄は先の戦いでこちらの能力が把握されていたことから、鬼の中に桃太郎に情報を流す内通者が存在する可能性を告げる。
四季たちは内通者の存在に不安を抱きつつも、逃げ遅れた鬼の救助、杉並区の桃太郎を率いる15部隊隊長桃際右京の討伐、拠点での負傷者の治療と警備の3つの目的にメンバーを分けて行動を開始する。
一方、桃太郎機関ではかつて練馬区で激闘を繰り広げた桃華月詠と桃角桜介が右京の応援要請に応じて杉並区に参戦していた。
スタッフ
- 音楽KOHTA YAMAMOTO
- キャラクターデザイン網サキ涼子
- シリーズ構成菅原雪絵
- 監督野中阿斗
制作会社
スタジオ雲雀
光が死んだ夏
光逝去的夏天
「閉塞感漂う田舎町」で、よしきと光は幼馴染として暮らしてきた。そんな中、山で「光が一週間ものあいだ行方不明に」なってしまう。光は帰ってきたものの、よしきは光が「別の〈ナニカ〉にすり替わっていること」に気づく。そんなヒカルと一緒に生活を送るうち、「よしきの周囲で不気味な出来事が起こり始め」る。
スタッフ
- キャラクターデザイン高橋裕一
- シリーズ構成
- 監督
制作会社
CygamesPictures
ふたりソロキャンプ
雙人單身露營
独りを愛する孤高のキャンパー、樹乃倉巌はいつものようにソロキャンプを楽しんでいた。しかし、そんな彼の至福の時間はキャンプ場に来る途中で遭難しかけて大幅に遅刻してやってきた超初心者キャンパー、草野雫のせいで台無しになってしまう。既に職員も帰ってしまいレンタルするつもりで自前のテントも所持していない雫を見かね、不本意ながらも世話を焼き「お前にはソロはまだ早い」と諭した巌だが、そんな彼をキャンプの師として見込んだ雫は自分が一人前になるまで「ふたりでソロキャンプ」をして鍛えてほしいと言い出す。
当然拒否する巌だが、不可抗力とはいえ雫の着替えを見て事故で押し倒した弱みを握られていることもあり嫌々ながらふたりでソロキャンプをやることになる。そんな最悪の出会いで始まった2人の師弟関係だが、徐々に関係は進展していく。
スタッフ
- 音楽小鷲翔太
- キャラクターデザイン島崎知美
- シリーズ構成皐月彩
- 脚本谷崎央佳瀬田光穂皐月彩
- 監督羽鳥潤
制作会社
SynergySP
水属性の魔法使い
水屬性的魔法師
プロローグ
三原涼は大学二年の時に両親を喪い、休学して父の遺した小企業に入社する。そして二十歳の誕生日前日、疲労困憊で帰宅中トラックに轢かれて死亡する。
死後、天使を名乗る存在「ミカエル(仮名)」から「剣と魔法の世界(ファイ)」への転生がオファーされ、生前の激務の反動から転生場所に「人の来ない場所で、スローライフ」を希望して転生する。
が、ミカエル(仮名)は伝え忘れたことが2点あった。魔力量は「結構あるほう」、そして滅多にない(一万年ぶりの)隠し属性「不老」。
第一部 中央諸国編
第一章 スローライフ(?)
ロンドの森に転生した涼。ミカエル(仮名)の防御結界で守られた簡素な家から、スローライフが始まる。
魔法の修練と体力作りに重点を置いたスローライフな日々を過ごし、徐々に活動範囲を広げていく。しかし海に到達した涼は、生粋の水属性魔法使いである海洋生物に惨敗、地上でもアサシンホークの奇襲を受ける。
周囲の生物との生存競争の中で前世知識を応用しつつ水属性魔法の考察や習熟を進め、また無頭の騎士に剣を鍛えられた涼は、遂に宿敵アサシンホークを打ち倒す。そして出会ったドラゴンから、ここがロンド亜大陸という三方を海に囲まれ北に大山脈がある広大な無人の地で、剣の師匠が水の精霊王だと知らされる。
それから20年。ある日海岸に遭難した人間が漂着、スローライフに終わりが訪れる。
第二章 二人旅
涼は救助した青年アベルを故郷に送り届けるために、一緒に旅に出る。
ロンドの森から一路北上、様々な魔獣などに遭遇しつつ、遂に険しい大山脈を超えて目的地ナイトレイ王国に到達する。その過程でB級冒険者の剣士アベルは、涼の魔法が途方もなく強力で、剣士としても自分を凌駕する腕前だと気づく。
第三章 ルンの街
アベルの拠点であったルンの街で冒険者となり、同じ新人冒険者ニルス、エト、アモンと知り合い、図書館で錬金術を調べながら充実した生活を送り始める涼。
そんな平和な日々の中、突如として悪魔レオノールと邂逅、苛烈な戦闘は時間切れとなり、涼は辛くも生還を果たす。また、涼が気付かないうちにダンジョンで発生した「大海嘯」も無事鎮圧され、王国中央大学・魔法大学・宮廷魔法団による大規模な学術調査団がルンに到着する。
第四章 学術調査団
封鎖を強引に解除させた中央大学調査隊が真っ先にダンジョンに入り、アベルも旧知のアーサー卿の依頼で、宮廷魔法団の調査隊護衛としてダンジョンに入る。そのころ涼は有名なB級冒険者でエルフの風のセーラと出会い、一緒に図書館で日食の調査を始める。
ダンジョンの11層で発見された『門』が起動してしまい、中央大学と宮廷魔法団の調査隊が40階層に転移する。そこで調査隊はデビルやその上位種との死闘で多大な犠牲者が出たものの、急を聞いて駆けつけた涼により救出される。
こうして再び平和な時が戻り、涼とセーラは模擬戦をする仲に発展する。
第五章 開港祭
海の魚を食べたくなった涼は冒険者仲間の誘いで護衛依頼を受け、港町ウィットナッシュを訪れる。
ウィットナッシュでは年に一度の開港祭が開催されており、涼たちも休暇を満喫する。
開港祭最終日、海岸にいた涼の仲間たちの目前に、吹き飛ばれた女性フィオナが落ちてくる。この時、すぐ傍にある領主館で開かれていた園遊会が、賊の襲撃を受けていたのだった。行き違いから激突する涼と爆炎の魔法使いの戦いは、アベルの仲裁で収まる。
第六章 ニルスの不思議な村
涼は冒険者仲間のニルスから、故郷の村からの依頼に同行を頼まれる。
最初はより近いカイラディーの街に出された依頼だが、なぜか村人の協力が得られずにルンに依頼が回ってきていた。涼たちは村の秘密を守りながら魔物を倒して、依頼は達成される。
間章 帝国パート
デブヒ帝国帝都近郊。ウィットナッシュから戻った爆炎の魔法使いオスカーは、悔しさをバネに自己修練に励んでいた。
そんな中、西方諸国から勇者パーティが訪れる。勇者パーティを単身で打ち破ったオスカーに、勇者ローマンは自身が完敗した「人間ではない魔法使い」レオノールとの邂逅を語り、オスカーは「ナイトレイ王国にいる水属性の魔法使い」の存在を教える。
第七章 インベリー公国
家を買い魔法の練習や錬金術研究に明け暮れていた涼は、隣国インベリー公国への隊商護衛を引き受ける。
出発直後から様々な妨害に会いながらも、それらを排除して隊商は公都アバディーンへと到着する。そこで自分が無一文と気付いた涼は、ジュー王国の王子ウィリーの護衛依頼を受けて王国への帰還を図る。
この帰路でも暗殺者の襲撃を受けた涼は暗殺者教団の本拠に乗り込み、創設者にして首領ハサン・サッバーフと激突する。その最中に、共に転生者であり元日本人あることが判明して両者は和解するが、その間隙を突いた教団の反首領派の攻撃によりハサンは死亡する。
第八章 王都騒乱
密かに兄と会ったアベルは国王が危険な状態にあることを知り、王都で状況を探り始める。
一方、護衛依頼で王都に向かう涼は、途中で財務卿フーカの弟ルーカを保護、襲ってきた王弟フリットウィック公爵家の者たちを捕らえる。そして王都に到着してセーラと合流、姦計により発生したアベルと勇者ローマンの戦いを仲裁し、アベルから天才錬金術師ケネス・ヘイワードを紹介される。
そのころ王都中央神殿の地下墳墓にて、何者かによってアンデッドが大量発生する。神殿地下に溢れ出たアンデットは神殿戦士団が押し止め、駆けつけたアベルとローマンが押し返す。しかし別の出口では騎士団が壊滅、大量のアンデットが王都に解き放たれる。防戦に努めるセーラの窮地を涼が救い、「王都騒乱」は終息する。
間章 ルンへの帰り道
王都騒乱の三週間後、涼とアベルは久しぶりに二人だけでルンまでの旅を一緒にする。
その道中で運悪くレオノールと邂逅、涼は片腕を代償にレオノールの首を刎ね飛ばして勝利を得る。首を持って平然と帰っていくレオノールを尻目に、必死の思いで切り離された片腕の再結合を試みる涼。それは辛くも成功する。
第九章 コナ村
ルンで平穏な日常を送る涼。偶々訪れた冒険者ギルドで冒険者仲間たちと遭遇、コーヒーの産地コナ村での害虫調査に同行する。
調査の結果は、虫は魔人虫であり、かつて封印された魔人の復活が近いと判明する。しかし応援に駆け付けたヒュー・マクグラスと勇者一行の前に現れたのは、伯爵級のヴァンパイアであった。そのヴァンパイアを倒してたどり着いた洞窟で魔人が復活、そのまま空を飛んで去っていった。その魔人の気配に、涼はかつてロンドの森で探知した気配の記憶が蘇る。
第十章 インベリー公国再び
インベリー公国とハンダルー諸国連合の間では、国家存亡をかけた諜報活動が行われていた。六万の侵攻軍を準備する連合に対して、公国軍は一万。対応を模索する公国に、ついに連合が宣戦を布告する。
ルンでその報を聞いた涼は公国にいる弟子の安否を気遣い、ギルドで募集された傭兵に参加する。その間にも連合の侵攻は進み、公都アバディーンが陥落。公国軍は撤退しつつ焦土作戦に移行したが、連合はそれに乗らなかった。
やむなく集結した公国残存兵力と連合の戦いの間隙を突いて突入する涼たちの前に、人工ゴーレムが立ちはだかる。戦いは二転三転し、ヒューと涼は連合の首魁オーブリー卿を取り逃がす。逆転の可能性を喪った公王に王国への亡命を勧めるヒューであったが、ここで帝国が介入して公王は帝国へ亡命する。こうしてインベリー公国は滅亡する。
そして王国に戻ってきた涼を待っていたのは、レオノールとの戦闘であった。
第十一章 トワイライトランド
A級冒険者パーティ「五竜」が消息を絶ち、代わりに剣士アベルと魔法使い涼がトワイライトランドに行く使節団に加わることになった。途中で暗殺者の襲撃を撃退し、首都テーベに到着する。
しかし、突如クーデターが発生して王国使節団と公王は捕縛される。同時刻、アルバ公爵からラーメンの歓待を受け有頂天の涼に、魔法無効化の罠が襲う。この騒乱は同郷の存在に気付いた真祖の介入により終息、涼は二人目の同郷人(転生者かつ元日本人)と会遇する。
最終章 ナイトレイ王国解放戦
帝国による王国侵攻が開始される。
北部デスボロー平原での会戦は北部諸侯の裏切りで王国が敗北、続いて内務卿の内通により王都クリスタルパレスが陥落する。
この報を聞いたセーラは、次はエルフの住む「西の森」が攻められると予見し、単身救援に向かう。それを見送った涼は、王となる決意をしたアベル(第二王子)と共に帝国軍に立ち向かう。
西の森に侵攻した帝国軍はセーラにより壊滅。帝国占領下の王都では王弟レイモンドが即位を宣言、対抗してアベルも即位を宣言。その中で連合が王国領に進駐、爆炎の魔法使いも王国東部を占領、王都では冒険者と騎士団残党による簒奪者への抵抗が続いていた。
アベルと涼は帝国の刺客(A級冒険者「五竜」)を返り討ちにし、南部と西部の諸侯を纏めて王都に進軍を開始する。そして二人の新王が対決したゴールド・ヒル会戦は、涼の活躍もありアベル王に軍配が上がる。
王都を奪還したアベルは、さらに東部を占領する帝国軍とビシー平野で対戦する。王国軍快勝かと思われた瞬間、爆炎の魔法使いが現れて涼と対決、その決着が付くと思われた瞬間、帝国皇帝ルパート六世が五万の軍勢と共に現れる。アベルとルパート六世との駆け引きの結果、帝国は王国領から全軍を引き上げる。
再建なった王国で涼は貴族となる。筆頭公爵にしてロンドの森を封土とするロンド公爵リョウ・ミハラ、それが新たな地位であった。
第二部 西方諸国編
第一章 序
公爵となって三年、ロンドの森で晴耕雨読のスローライフを満喫する涼に緊急連絡が入る。
半年ぶりの王都で再会したアベルは死の床に伏していた。治癒魔法では治せない「不治の病」を癌と察知した涼は、魔法による摘出手術に成功する。
帝国より、中央諸国(帝国、王国、連合など)から西方諸国への使節団派遣が提案され、西方諸国の「ゴーレム兵団」に興味津々の涼も参加する。こうして各国の代表者・参加者が徐々に決定し、集合地点のギルスバッハの街に集まる。
しかし涼は、偶然出会ったレオノールから「西方がごちゃごちゃいしている」という情報と共に「生贄に気を付けろ」「向こうにも悪魔がいる」と警告を受ける。
第二章 西方諸国へ
出発した使節団は回廊諸国で事件や騒動に遭遇し、いくつかの国が滅び、さらに西を目指す。
そして西方諸国の東端キューシー公国に到着する。
第三章 魔王探索
第四章 マファルダ共和国
第五章 教皇庁
第六章 再び共和国へ
第七章 消えた魔法使い
第八章 教皇就任式
最終章 魔人大戦
第三部 東方諸国編
第一章 異邦
間章 船上
第二章 自由都市
間章 密林
第三章 ボスンター国
第四章 超大国
第五章 リュン親王
最終章 幻人戦役
追加部 涼とアベルの帰路
第四部 暗黒大陸編
第一章 平和な王国
スタッフ
- キャラクターデザイン小堤悠香
- シリーズ構成熊谷純
- 監督佐竹秀幸
制作会社
颱風グラフィックス×Wonderland
わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)
中学時代、不登校気味で友達のいない陰キャとして過ごしていた甘織れな子は、高校では陽キャとして生きていくことを決意し、入学式の日にクラスメイトの王塚真唯に声を掛けて友達となる。その後の席替えでれな子の前の席となった瀬名紫陽花、真唯を中心に集まった琴紗月、小柳香穂を加えたスクールカースト最上位の陽キャグループに所属することができ、充実した高校生活を送っていた。
2か月後、陽キャとして振る舞う日々に精神を疲弊させていたれな子は、休息のため屋上へと逃げ出す。心配して後を追った真唯は、れな子が投身しようとしていると勘違いし、自殺を止めようと走り出す。その勢いのまま、二人は共に屋上から落ちてしまう。九死に一生を得た二人はそれぞれの悩みを打ち明け、「本当の友達になろう」と誓い合う。しかし翌日、れな子は真唯から愛の告白をされる。突然のことにれな子は戸惑うが、「親友」か「恋人」か、二人にとってどちらの関係が相応しいか勝負をしようと真唯から提案される。
「親友」になりたいれな子と、「恋人」になりたい真唯の二人の関係を掛けた勝負から始まるガールズラブコメディ。
スタッフ
- 音楽藤澤慶昌
- キャラクターデザインkojikoji
- シリーズ構成荒川稔久
- 脚本荒川稔久
- 監督内沼菜摘