AIの遺電子

AI電子基因

原作: 漫画

人間の脳を模した中枢機構に搭載されたヒト指向型人工知能、ヒューマノイド。彼らは生身の人間と同じく成長し、苦悩し、ときには間違いも犯すなど、身体の作りが異なること以外は人間と同等である。人工知能が発展し、超高度AIの誕生からヒューマノイドが生まれ、同じ人間として生活し、総人口の1割に達した少し未来の世界。

ヒューマノイドを治療する専門医も職種として認知されている。須堂光はその一人である。須堂の病院では、さまざまな悩みを抱えたヒューマノイドが治療に訪れる。

あるヒューマノイドの落語家は、蕎麦を美味そうに食べているように見せられないのは、人間とは感覚が違うからだと悩むが、人間の師匠は蕎麦アレルギーで蕎麦を食べられないことを知ると、自身の芸の拙さに問題があったのだと気づく。ある女性ヒューマノイドは恋愛感情を捨てたいと願ったが、それは女性を好きになる自分を認めたくないから、相手女性に告白することで現在の友人関係が維持できなくなることを心配するためだった。絵を描き続ける画家のヒューマノイド、小説を書くヒューマノイド、歌を生業とするヒューマノイドなど、自らの才能の限界に悩んだり、ヒューマノイド故に可能なボディの交換による歌声の微々たる変化といったヒューマノイド独自の悩みに苦しむ。

基本的に一話完結だが、徐々に明かされていく須堂自身の事情が物語の縦糸として機能している。須藤はヒューマノイドの母親に育てられ、その母親が違法行為であるコピー人格の販売を行って収監されており、母親のコピーを探すことを目的としていた。

RED QUEEN
母親のコピー人格を追って、須堂は記者の身分で内戦中のロビジアへ。人間至上主義の北ロビジアがヒューマノイドの電脳を集めていることを知り、北ロビジアへ潜入する。

Blue Age
第1作の前日譚。国立医療機構の大病院のヒューマノイド科に研修医として勤務していたころの須堂を描く。

スタッフ

  • 音楽
    田渕夏海
    大間々昂
  • キャラクターデザイン
    土屋圭
  • シリーズ構成
    金月龍之介
  • 脚本
    金月龍之介
  • 監督

キャスト

制作会社

マッドハウス

おかしな転生

甜點轉生

原作: ラノベ

日本代表として活躍していたパティシエが世界大会の会場で、その場にあった巨大な物体が自分に倒れて下敷きになるという事故で死亡した。「世界一のケーキを作りたかったな。」という夢を抱いたまま。

辺境の貧乏領主であるモルテールン騎士爵の末子の嫡男であるペイストリーミルモルテールンとして転生した職人は、お菓子を作りたいという一念か、家族や周囲を巻き込んで騒動を引き起こしていく。そんな新たな人生でペイストリーに芽吹いた夢があった。それは、人々を幸せにするお菓子とお菓子作りの国を起ち上げること。

スタッフ

  • 音楽
    中村博
  • キャラクターデザイン
    宮川知子
  • シリーズ構成
    広田光毅
  • 脚本
    広田光毅
  • 監督
    葛谷直行

キャスト

制作会社

SynergySP

カードファイト!! ヴァンガード will+Dress

原作: カードゲーム

加賀国金澤市に住む中学3年生の近導ユウユは他人の気持ちが読める力を持っているが、姉達の趣味に耐えられなくなり家出してしまう。そんな中、家から飛び出したユウユは大倉メグミと出会い、仲間のたまり場という夜の遊園地『ワンダヒル』を訪れ、リーダーの桃山ダンジとその仲間である石亀ザクサ、瀬戸トマリ達で結成された「チームブラックアウト」とヴァンガードに出会う。そして、そのチームのリーダーであるダンジと謎に包まれた強豪ファイター、江端トウヤによるファイトが始まろうとする。
見つめるユウユの前でファイトはいつしかイメージの世界に浸食されてゆき、ユウユは今まで見たことのなかった世界、仲間たちに引き込まれていく。

スタッフ

  • 音楽
    桑野聖
  • キャラクターデザイン
    永作友克
    齊田博之
    CLAMP
  • シリーズ構成
    大西雄仁
    中村聡
  • 監督
    鈴木龍太郎

キャスト

制作会社

Kinema citrus、ぎふとアニメーション<br />STUDIOJEMI

彼女、お借りします

原作: 漫画

2017年、大学生の木ノ下和也は彼女にフラれた寂しさから、レンタル彼女を申し込んでしまう。現れたレンタル彼女・水原千鶴は容姿端麗、立ち振る舞いも完璧で、理想の彼女であった。しかし二回目のデートで、和也はフラれた八つ当たりを繰り返し、彼女の怒りは爆発。その直後、和也の祖母である和が倒れる。入院先の病院に訪れた際、見栄を張り、和也は千鶴を彼女として紹介する。後日家族にはウソを訂正する約束を交わし別れるが、大学で出会ってしまう。また、和也の要望でレンタル彼女として病院を訪れた際、同じ病院に入院していた千鶴の祖母である小百合と鉢合わせする。レンタル彼女をしていることを隠すため、千鶴は彼氏として和也を紹介してしまう。

その後、元彼女の七海麻美による千鶴への嫉妬や、更科瑠夏を仮彼女にする、レンカノ事務所の後輩・桜沢墨との練習デートなどを通じて、和也の女性関係は騒がしくなっていく。また、千鶴との関係も夏の伊豆旅行や祖母関連のイベントを通じ、付かず離れずの関係が続き、少しずつ二人の距離が縮まっていく。

千鶴との合同誕生日会で、和也は彼女との関係を解消しようとするが、小百合の容体が悪化した報せを受け、病院に直行する。和也は千鶴から小百合の容体がかなり悪いことを聞き、真実を知らせようとするが千鶴から拒否される。一方、千鶴は小百合が生きている間に映画デビューを目指していたが、オーディション落選という厳しい現実に直面し絶望してしまう。しかし、和也は千鶴のためにクラウドファンディング(CAMPFIRE)で千鶴主演の映画を作ることを提案する。

ビラ配りや千鶴の私物の売却など紆余曲折ありながらも無事予定の金額は達し、映画の撮影が行われる。そしていよいよ上映となったその時、小百合の容体が更に悪化し、起き上がることもできなくなってしまう。当初の目的であった映画を見せられなくなったことに悲しみながらも気丈に振舞う千鶴に対し、和也は小百合の病室で映画の映像をプロジェクターを流す。そのおかげか小百合は意識が覚醒し、最初の10分だけではあるが目を開け映画を見る事が出来た。その中で千鶴はレンカノの事を話すかどうか苦悩していると、目を瞑ったまま意識を保つ小百合に諭され、涙ながらに小百合に自分の思いを吐露する。小百合はそのままこの世を去った。

スタッフ

  • 音楽
    塚田忠昭
    大竹智之
    板垣祐介
    ヒャダイン
  • キャラクターデザイン
    平山寛菜
  • シリーズ構成
    広田光毅
  • 監督
    宇根信也

キャスト

制作会社

トムス・エンタテインメント

幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-

幻日夜羽 -鏡中暉光-

海の潮騒と森の囁きに囲まれた“ヌマヅ”で育った少女・ヨハネは小さな町に馴染めない日々を送っていた。そんな日々に嫌気が差したヨハネは「トカイでビッグになる」と言う目標を元に“トカイ”を目指すことになった。しかし夢破れ、故郷に戻り、そこで彼女は種族も年齢も全く異なる人々と知り合うことに。

スタッフ

  • 音楽
    加藤達也
  • キャラクターデザイン
    山本由美子
  • シリーズ構成
    大野敏哉
  • 監督
    中谷亜沙美

キャスト

制作会社

サンライズ

死神坊ちゃんと黒メイド

原作: 漫画

触りたくても触れないといった、世界でとても切ない両想いがそこにあった。幼少期、触れたもの全てを死なせてしまうという呪いを魔女によってかけられた貴族・坊ちゃんがいた。この呪いから周りで拒絶されてしまうことになった坊ちゃんは、森の奥にある大きな館で孤独な生活を過ごしている。坊ちゃんを支えるメイド・アリスがいたが、彼女の存在が坊ちゃんにとってはとても悩んでしまう種の一つだった。その理由は日常的にアリスが逆セクハラを仕掛けるからであった。危ない距離感で誘惑するアリス、そしてアリスが愛しいが手を繋ぐことを許そうとしない坊ちゃんであった。この2人は、果たして純愛の実を結ぼうとするのか。

スタッフ

  • 音楽
    [[渡辺剛
    奥田弦
  • キャラクターデザイン
    桑波田満
  • シリーズ構成
    白根秀樹
  • 監督

キャスト

制作会社

J.C.STAFF

白聖女と黒牧師

白聖女與黑牧師

原作: 漫画

異世界のとある教会。そこには人前ではちゃんとしていて可愛いけれど、牧師様と2人きりになるとだらけ癖のある聖女様と、真面目で聖女様には過保護で料理上手な牧師様が住んでいました。
穏やかな日々の中で、密かに恋する聖女様と鈍感な牧師様が繰り広げる、"無自覚いちゃラブコメ"。もどかしい二人の関係が行きつく先は果たして--?

スタッフ

  • 音楽
    川田瑠夏
  • キャラクターデザイン
    中川洋未
  • シリーズ構成
    山田由香
  • 監督
    野呂純恵

キャスト

制作会社

動画工房

聖者無双

聖者無雙~上班族的異世界生存之道~

原作: ラノベ

仕事をしている中で不慮の事故で銃弾に斃れたサラリーマンはルシエルという名前で異世界転生し、平和な生活を送ることを願った。そして、護身術が必要だと考えたルシエルは聖属性魔法を生かして必死に訓練に耐え、治癒士として名を馳せていく。

スタッフ

  • 音楽
    佐橋俊彦
  • キャラクターデザイン
    王國年
  • シリーズ構成
    大知慶一郎
  • 監督
    玉川真人

キャスト

制作会社

横浜アニメーションラボ<br />クラウドハーツ

ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜

原作: 漫画

連日のパワハラやサービス残業で自殺を思いつめるほど疲弊していたブラック企業社員のアキラ。そんな日々のある朝に起床した彼の視界には、ゾンビで溢れかえる街の光景が広がっていた。アキラはその様子を見ながら「今日から会社に行かなくてもいいんじゃね?」と歓喜する。

こうして会社から解放されて自由の身となったアキラは「ゾンビになるまでにしたい100のこと」というリストを作成すると、その内容を達成すべく親友のケンチョに会いに行って朝まで飲み明かしたり、親孝行のために実家に帰省したりするなど自分のやりたいことを次々と実現させていく。

スタッフ

  • 脚本
    瀬古浩司
  • 音楽
    宮崎誠
  • キャラクターデザイン
    田中紀衣
  • シリーズ構成
    瀬古浩司
  • 監督
    川越一生

キャスト

制作会社

BUG FILMS

ダークギャザリング

黑暗集會

原作: 漫画

生まれつき霊を引き寄せてしまう螢多朗は、過去に幼馴染の詠子とともに霊障の呪いに巻き込まれ、周囲を傷つけることを恐れて霊からも社会からも逃げる生活を送っていた。大学入学を切っ掛けに社会復帰の足掛かりとして家庭教師のアルバイトを始めたところ、詠子の従姉妹でもあるIQ160を超える天才少女・夜宵と出会う。夜宵もまた、過去に「空亡」と名付けた悪霊に母を奪われ、手掛かりを求めて悪霊を収集していた。

霊媒体質から逃げた螢多朗だが逆に立ち向かう夜宵と触れ合う中で、大切な女性となった詠子と二人で呪いを解くためにも夜宵の悪霊蟲毒(ダークギャザリング)に協力することになる。

スタッフ

  • 音楽
    瀬尾祐介
    成田旬
    KOHTA YAMAMOTO
  • キャラクターデザイン
    瀬川真矢
  • シリーズ構成
    村越繁
  • 監督

キャスト

制作会社

OLM

悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。

成為悲劇元兇的最強異端,最後頭目女王為了人民犧牲奉獻

原作: ラノベ

乙女ゲームの世界に転生していることに気づいたプライド第一王女。ゲームの通りなら、十年後には悲劇を引き起こす最強外道ラスボスへと成り果ててしまうはず。特殊能力者が生まれる国フリージア王国において、8歳で王位継承の証となる予知能力を目覚めさせたことにより第一王位継承者となったプライドは、持てる権力とチート的な能力で、起こりうる悲劇から人々を救っていく。

スタッフ

  • 音楽
    中嶋純子
    佐久間奏
    斎木達彦
    中村巴奈重
  • キャラクターデザイン
    河野仁美
  • シリーズ構成
    赤尾でこ
  • 監督

キャスト

制作会社

OLM Team Yoshioka

Fate/strange Fake -Whispers of Dawn-

原作: 小説

日本の冬木市における第五次聖杯戦争から数年後、アメリカ西部に位置する地・スノーフィールドにて聖杯発現の予兆が見られた。魔術協会の調査の結果、これは何者かがオリジナルの聖杯戦争の技術を模倣したものである事が判明。不完全な模倣ゆえにシステムには欠陥が存在し、在るはずのクラスが欠け、選ばれるはずのないサーヴァントが呼び出される。そしてアメリカのとある国家機関の思惑により、都市の外からも多くの魔術師達が流れ込み、「偽りの聖杯戦争」が開幕する。

スタッフ

  • 音楽
    澤野弘之
  • キャラクターデザイン
    山田有慶
  • 脚本
    大東大介
  • 監督
    坂詰嵩仁
    榎戸駿

キャスト

制作会社

A-1 Pictures

BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-

BLEACH 千年血戰篇-訣別譚-

原作: 漫画

本項ではテレビアニメ『BLEACH』で放送されたアニメオリジナルシリーズについて扱う。

バウント篇
第64話 - 第91話(全28話)
尸魂界(ソウル・ソサエティ)から帰ってきた黒崎一護たちのもとへ、空座町の担当として阿散井恋次が派遣されてくる。そんななか、一護たちは改造魂魄のりりんたちが仕掛けた奇妙なゲームに巻き込まれるが、このゲームは人間の魂を吸収して自らの糧とする一族・バウントとの戦いに向け、浦原喜助が用意したものだった。やがて朽木ルキアも現世に派遣され、バウントとの戦いに臨むが、バウントは滅却師の石田雨竜を執拗に狙う。そのなかで石田は、バウントの1人・相馬芳野と出会う。彼女もまた、バウントの頭・狩矢神の野望を食い止めようとしていた。

バウント 尸魂界・強襲篇
第92話 - 第109話(全18話)
当初、虚圏(ウェコムンド)へ向かうと思われていたバウントの真の目的が尸魂界の殲滅であることを知った一護たちは、ふたたび尸魂界へ足を踏み入れる。一方、バウントたちは周到な計略により尸魂界へと侵入を果たし、復讐をもくろむ。そして、それらを阻止抹殺しようと護廷十三隊も動き出す。

メノスの森編
第147話 - 第149話(全3話)
白砂の番人・ルヌガンガを倒し、虚夜宮(ラス・ノーチェス)を目指す一護たちの前に、2体目のルヌガンガが姿を現す。砂に飲みこまれた一護たちは、虚圏の地下深くに広がるメノスが生息する空間・メノスの森へと落ちていく。落下する際に一護たちとはぐれたルキアは、そこで謎の死神・アシドと出会う。
数百年前、アシドは仲間たちと虚圏に消える虚を追いかけ、メノスの森に辿り着いた。以来、死神として現世に向かう虚の数を少しでも減らすため、そして同じ信念のもと森で戦うことを誓い合い、敗れていった仲間たちとの約束を守るため、森でたった1人虚と戦い続けていた。
アシドのアジトに身を潜めていたルキアとアシドは、ギリアンの大群と戦闘を続ける一護たちの霊圧を感じ、ふたたび森へと入っていく。一方、一護たちは虚によって連れ去られたネルたちを助けるため、バワバワの先導のもとネルたちの行方を追う。やがて森を管理するアジューカスたちは、アシドと行動をともにするルキアの存在に気づき、侵入者を一網打尽にするため、巣に連れ去ったネルたちを利用しようと画策する。
ルキアからの進言を受け入れ、尸魂界に帰還する意思を固めたアシドは、森での最後の仕事として因縁のアジューカスと対峙し、これを打ち倒す。2人はアジューカスの手からネルたちを奪還した一護たちと合流し、地上への出口を目指す。しかし、一行を敗残したアジューカスの1体が追撃し、殿を務めたアシドはふたたび森へと身を投じていった。
一護たちは虚夜宮にほど近い地上への脱出に成功する。ルキアはメノスの森に残されたアシドに対し、「私は必ずお前を迎えに戻る」と誓いを立て、一護たちとともに虚夜宮に囚われた井上織姫の救出に向かう。

新隊長天貝繍助篇
第204話 - 205話は同篇の後日談にあたる。

第168話 - 第189話(全22話)
尸魂界では、藍染たちの反乱で市丸ギンが抜け空席となった三番隊隊長の座に、新隊長として虚討伐の遠征部隊を率いていた天貝繍助を迎えることとなる。三番隊・ひいては護廷十三隊の改善に尽力しようとする天貝と、天貝が唱える新体制に、三番隊の隊員たちは反発してみせる。だが、天貝の実力と強力なリーダーシップを肌で感じ、隊員たちも徐々に天貝に惹かれていく。そして、市丸失踪以降ずっと三番隊を守り続けていた吉良は、天貝の唱える新体制と隊員たちとの狭間で振り回されつつも、天貝が信頼に値する隊長であると認め徐々に折り合いを付けていく。やがて、吉良は天貝が連れてきた第三席・貴船理の不審な行動に疑問を持つようになる。
一方、現世では上級貴族霞大路家の姫・霞大路瑠璃千代が、お供の犬龍・猿龍の引導で黒崎家の隣に移り住み、一護の学校にも転入をしてくる。瑠璃千代は、霞大路家を取り仕切り、霞大路家の乗っ取りを画策する雲井尭覚に命を狙われていた。それを知った一護とルキアは犬龍に瑠璃千代のボディーガードを頼まれ、次々と放たれる雲井の刺客たちとの戦闘を強いられる。やがて霞大路家を取り巻くお家争いは、尸魂界を巻き込む騒動へと発展する。

斬魄刀異聞篇
第230話 - 第265話(全36話)

扉絵シリーズ
『劇場版BLEACH 地獄篇』同様、『BLEACH』連載10周年記念企画の一環として、久保による脚本・デザイン監修のもと、『週刊少年ジャンプ』に扉絵として掲載されたイラストから着想を得た「扉絵シリーズ」が制作された。第287話・第304話はそれぞれ別の世界を舞台にしたエピソードであるが、設定には繋がりがある。

第287話「外伝! 一護と魔法のランプ!」
ある時、真夜中の砂漠でアラビアン風の格好で目覚めた一護は、同じくアラビアン風の織姫や石田やチャドと遭遇するが、彼らは一護をチーゴと呼び、自分たちをオリー・メイ、ウーリオ、チャイードと名乗る。ここは夢の中の世界で、この世界で泥棒をしていたオリー・メイら3人は「雪のクリスタル」という宝石を狙っているという。「雪のクリスタル」を盗みに侵入した浦原もとい豪商ウラ・ヴィラの屋敷で窮地に陥った一護たちは、ひょんなことからランプの精・ルキアもといルキルキの3つだけ願いを叶える力で危機を脱するが、その代償にルキルキはランプの精が住む世界「ランプ・ソサエティ」に捕らえられる。そして一護たちはどこかで見たことのある展開の下、ルキルキ救出に乗り出す。
第304話「外伝再び! 今度の敵はモンスター!?」
ある時、一護は気がつくとフランケンシュタインになっていた。サキュバスのルキア、ヴァンパイアの雨竜、かぼちゃおばけの織姫、海賊と言い張るミイラ男の恋次、魔女の乱菊、狼男の日番谷、猫メイドの雛森が同じ屋敷に住んでいるという。そこに「雪のクリスタル」を狙ったモンスターハンターの一心と竜弦が来て、「雪のクリスタル」をめぐる戦いになる。

護廷十三隊侵軍篇
第317話 - 第342話(全26話)
一護は藍染との決戦を制し、空座町を護った。しかし、その代償にいずれは死神の力をすべて失わなければならなかった。決戦から1か月後、決戦に伴う現世での浄化作業を終えた乱菊と七緒が断界で、一時消息を絶つ事件が発生する。二人は無事にすぐ帰還するが、調査の結果、断界で時間の溝が発生していたことが判明する。一方、現世で一護がいつ霊力消失を迎えるか分からないままルキアと代行業を続けるなか、コンは穿界門から落ちてきた少女・九条望実を連れてくる。同時期に尸魂界から呼ばれた一護とルキアは尸魂界に急行するが、一護は一連の事件の首謀者として狙われることになる。隊長たちは、尸魂界用の義骸「霊骸」に挿げ替えられていた。
やがて、霊骸を率いる十二番隊第七席・因幡影狼佐の事件の裏に潜む野望が判明する。本物の隊長たちは現世に集結し、偽護廷十三隊対護廷十三隊の戦いの火蓋が切られる。その後、影狼佐は望実をさらって融合し、自身の本来の姿である由嶌欧許となり、虚化した一護のもとへ行く。一方で恋次たちは、ほかの死神のため尸魂界へ行き戦闘中の一護と合流し、由嶋欧許との戦闘を開始する。

スタッフ

キャスト

制作会社

studioぴえろ

Helck

勇者赫魯庫

原作: 漫画

新魔王決定戦編
魔界のとある国。1人の勇者の手によって魔王トールが倒され、これを機に人間たちは魔王軍を制圧。人間界は「もう魔王に怯えることはない」と笑顔に溢れていた。一方、魔界では、倒された魔王の後継を決めるため、新魔王の座をかけたトーナメントが開催されていた。そんな中、大会の責任者が負傷したため、帝国四天王・赤のヴァミリオは代役として責任者を務めることになる。大会予選の参加者を値踏みするヴァミリオの目に留まったのは、今大会の優勝候補である人間の勇者ヘルクであった。ヴァミリオは大会の副責任者であるホンに、なぜ魔族と敵対している人間を参加させているのか問い詰めるも、大会への参加は種族問わず誰でもOKだからだった。「人間が憎い」「人間滅ぼそう」とおよそ人間の勇者とは思えない発言をするヘルクに対し、なにか裏があるに違いないと危惧するヴァミリオだったが、いまいちヘルクの狙いがつかめずにいた。ともかく、ヘルクを敗退させるために、ヴァミリオとホンは様々な妨害を試みるのだった。

戦闘レベル99のヘルクには力では誰も敵わないため、ホンの発案により、第一試合の種目はトランプタワー対決となった。ヘルクにのみツルツルのトランプが用意され、苦戦するヘルクだったが、気合を入れ直す掛け声と同時に風圧を巻き起こし、完成直前の他選手のタワーを崩壊させ、超集中状態を駆使して物凄いスピードでトランプタワーを完成させ、見事一位通過となった。その後は、ボードゲーム対決、彫刻対決、料理対決と試合が進んでいき、無理矢理にでもヘルクを落とすために料理対決の審査員として参加して、0点を出すつもりのヴァミリオだったが、ヘルクが作ったデザートに10点満点を出し、ヘルクは見事すべての試合を一位通過して、準決勝へと進出したのであった。

妨害がまったく上手くいかない一方で、ヴァミリオは配下の諜報員であるアスタを、勇者の情報と人間の狙いを探るべく、人間の国へ潜入させていた。アスタは得られた情報を妹のイスタへ送り、イスタがそれをヴァミリオへ報告する。それによると、ヘルクは高額な賞金をかけられた賞金首となっていて、その罪状は、魔王トールを倒した勇者であり、ヘルクの実の弟であるクレスを殺したとする弟殺しだった。さらに妙なことに、アスタが回ったどの町にも人間の姿はなかった。いぶかしむヴァミリオの元へ、ホンが駆け込んできて、魔王ウルムの城が落城したことを報告する。他にも人間の勇者がいたのかと危惧したヴァミリオだったが、ウルム城を攻め落としたのは勇者ではなく、翼を持った白い兵士、わずか300名の軍勢だった。

不穏な情勢の中、準決勝として乗馬レース対決が行われることになった。馬の良し悪しが勝敗を左右するこの試合で、ヘルクにあてがわれたのはヘルクの膝上くらいの背丈しかない小さな獣だった。大砲の音を合図にレースがスタートするも、ヘルクの馬はその音に驚いてしまっておろろーんと泣き始める。出遅れたヘルクだったが、馬を励まし元気付けて、レースを再開する。ヘルクは、馬に跨っていても地面に足が着くことを利用し、馬と一緒に走ることで、物凄い勢いで追い上げる。道中の障害物は避けずに破壊し、最終的には馬を脇に抱えて走り、そのままトップを追い抜いて見事一位でゴールした。これにより、決勝のメンバーは勇者ヘルク、神速のケンロス、不死身のヒュラ、鉄壁のドルーシの四名に決まった。

ヘルクと翼の兵士の件に頭を悩ませていたヴァミリオだったが、そこへ大会の元責任者である帝国四天王・青のアズドラが満身創痍で現れる。アズドラの提案により、決勝戦はウルム城の奪還に決定する。敵のリーダーを倒して城を奪還した者が新魔王となることになったが、選手の身を案じ、ヴァミリオが運営のアン(偽名)として、これに同行することになった。

ヘルク一行は、魔界の大地の毒が生み出しているという魔物や、それらの通常の魔物よりさらに凶悪な新世界生物と呼ばれる異形を倒しながら、ウルム城を目指す。ウルム城へ到着したヘルクたちは、翼の兵士との戦闘を始める。単身で先行して斬りかかるヒュラだったが、敵のリーダーに間合いを一瞬で詰められ、片腕を切り落とされてしまう。ヒュラに止めを刺そうと近づく敵のリーダーに対して、ヘルクは名を呼んで呼び止める。敵のリーダーはエディルという名のヘルクの知り合いだった。二人はお互いを懐かしむが、エディルの発言から、翼の兵士は人間たちが勇者として覚醒したものであり、覚醒率が高い兵士は自我を保ったままだと、アンたちは知る。勝ち誇るエディルだったが、背後からヒュラの不意打ちをくらい、追い詰められる。ヒュラが止めを刺そうとした瞬間、ヘルクが間に入ってそれを防ぐのだった。これを見たアンは、ヘルクはやはり敵だと認識する。そしてヘルクは翼の兵士を殺してはダメだと言う。その直後、エディルは仲間である翼の兵士によって致命傷を受ける。翼の兵士の行動を疑問に思うアンたちだったが、突如城の床が崩れ、空間移動術で作られたゲートが目の前に現れる。ゲートは暴走しており、周囲のものを無差別に吸い込む状態だった。アンはこれを止めるため、ゲートの原動力となっている結界石を破壊することに成功するが、ゲートからの脱出に失敗し、助けに入ったヘルクとともにゲートへ吸い込まれてしまうのだった。

孤島の村編
ヴァミリオことアンが目を覚ますと、そこには一面の海が広がっていた。アンは、聞こえてくる物音を頼りにヘルクを探すと、ヘルクはちょうどログハウスを完成させていた。ヘルクに気取られないよう様子を窺っていたアンだったが、背後の茂みから黄緑色のフワフワした鳥のような生き物ピウイが現れ、元気よく挨拶してきたためヘルクに見つかってしまう。アンは戦うべきかどうか逡巡したが、ヘルクから自分たちは現在孤島にいることを聞かされる。二人で協力して魔界へ帰ろうというヘルクの提案に、勢いにつられてうなずいてしまったアンだったが、これまでのヘルクの行動から、ヘルクはもしや敵ではないのかと思い始めていた。その後、食料調達のため、釣りをしながら今後の方針をアンは考えていた。しかし、考えに没頭するあまり魚の食いつきに気づかず、結局釣り糸が切れて魚を逃してしまう。魚を追ってすかさず海に飛び込んだヘルクは、海の底を歩いていたシカのような生物を抱え上げてくるのであった。

一方、ヴァミリオが行方不明になった顛末を報告されたアズドラは、ソファから転げ落ちるほど動揺をあらわにしていた。落ち着きを取り戻したアズドラは、人間たちの動向を懸念しつつも、ヴァミリオが心配で自身のメンタルが持たないという理由から、ヴァミリオの捜索を第一優先とすることに決めた。人探しの術を使い、ヴァミリオの位置を地図上に指し示そうとしたアズドラだったが、地図の外が指し示され、ヴァミリオたちが大陸の外まで飛ばされたことを知るのであった。

ログハウスで目を覚ましたアンの元に、村長に頼まれて朝食を持ってきたという島民が訪ねてきた。しかし、朝食は食べかけで3割ほどしか残っておらず、アンが指摘すると、運ぶ途中にお腹が空いてしまい、頑張って残したとのことだった。朝食を島民に譲り、村まで案内するようにアンは島民へ頼んだ。アンが村へ到着すると、他の島民からは警戒されている様子だった。そこへピウイが現れ、アンの顔面にダイブしてくる。ババァの匂いするとピウイに言われ、動揺するアンだったが、ヘルクが船を作るとピウイから聞いて、ヘルクの元へ急行する。大陸の方角がわかったのかと思いきや、方角はまだわかっておらず先に船だけ作るとのことだった。するとそこへ、村長と思わしき人物がただならぬ様子で現れ、ついてくるようアンたちに命じる。島民たちに囲まれ一触即発の事態かと思われたが、一転して歓迎の宴を始める村人たちのサプライズだった。アンは宴の席で、大陸の方角を村長に尋ねるも、魔女様なら知っているだろうとのことだった。結界があるため魔女様の元へはこちらから行くことはできないが、近日中に村へくるだろうとのことだったので、アンたちはそれを待つことにしたのだった。

ウルム城に取り残されたケンロス、ヒュラ、ドルーシの3名は、運営からの連絡を待ちつつ、周囲の魔物を討伐していた。そこへ覚醒率の高い翼の兵士率いる翼の兵士1000名の大群が現れる。多勢に無勢の窮地だったが、イスタ、ホン、帝国四天王アズドラが救援として駆けつける。共存の道を説くアズドラだったが、王の命に従うのみと翼の兵士たちが聞き入れることはなかった。アズドラはやむを得ず、木の根を操ることで一瞬の内に翼の兵士1000名を捕縛する。降伏するよう呼びかけるアズドラだったが、突如現れた翼の兵士の増援から一斉に弓を放たれる。しかし、この兵士たちの目的は、アズドラたちへの攻撃ではなく、捕縛された兵士たちの殺害だった。そしてリーダー格の兵士の一人が、勇者は何度でも蘇ると言い残し、自害する。ちょうどそのころ、単身で人間の国の王城に潜入していたアスタは、翼の兵士が次々に召喚されるような光景を目撃する。翼の兵士の言動とアスタの報告から、翼の兵士が復活していることをアズドラたちは確信した。アズドラは過去の経験から、翼の兵士が復活するのは人間の王の術によるもので王を倒すと術が止まることを知っていた。また、アスタからの情報で、人間がウルム城へ再び侵攻することを知ったアズドラたちは、ウルム城の防衛、トール城の奪還、人間の王の討伐を目指し、作戦を進めるのだった。

魔女を待つアンたちの元へ、魔女が村へ来たと島民が伝えに現れた。アンは先んじて村へ急ぎ向かうも、来るのが遅かったらしく魔女はすでに帰っていた。自らを責めるアンだったが、さきほど伝達にきた島民はそれを見て、伝えにいく途中疲れて結構寝てしまったのだと謝りながら白状した。しかし、村長の配慮によって魔女の元への結界が解かれたため、アンたちはピウイの案内ですぐに向かうことにした。魔女の家へたどり着いたアンたちを出迎えたのは、ピウイを二周りほど大きくして頭にトンガリを生やした生き物だった。アンは、この生き物が魔女なのかと驚いたが、背後から本当の魔女に声をかけられた。ピウイがババァと呼ぶその魔女は、とてもお婆さんとは言えない見た目で、アンに少し似た女性だった。魔女によるとアンたちが目指す大陸は島の北西にあり、船旅の準備をした上で、航路の途中に通過する厄介な海域を抜けるために、滅多に現れないシカンゴという獣を捕まえるよう助言を受ける。シカンゴの絵を見せてもらうと、それは以前ヘルクが海から抱え上げてきたシカのような生物だった。ヘルクは、今朝もシカンゴを見かけたということで、単身急ぎシカンゴの捕獲へ向かう。アンは魔女の見た目や言動から、もとは帝国の者ではないかと尋ねるが、答えは内緒だった。魔女は、自身のことよりも目の前の問題、ヘルクに集中しろとアンに警告する。魔女曰く、今は大丈夫だがいつまでもそうだとは限らない、ヘルクは大きな災いを招く可能性を秘めている、正しい選択を、と。

すべての準備を終えたアンとヘルクは、ピウイや魔女、島民たちと別れを告げ、大陸を目指して出航するのだった。

帝国への旅路編
大陸へと向かう船上で、アンはピウイの存在に気づく。魔女の計らいにより、一緒に連れて行くようにと、ピウイも船に乗せられていたのだった。危険な旅だからと、ピウイの同行を反対するアンだったが、そこへタコのような姿の巨大な怪物が現れる。船の損傷を嫌って戦闘は避け、逃げ切ることはできたが、同時に島から大きく離れてしまったため、ヘルクがピウイを守るということで、アンはピウイの同行を渋々認めたのだった。順調な船旅かと思われたが、嵐に襲われ、渦に巻き込まれているところに、再びタコの怪物が現れる。ヘルクが応戦し、アンは魔術で援護しようと構えたが、今のうちに逃げるようにとヘルクに制止される。その甲斐あって、アンは渦からの脱出に成功するが、ヘルクは怪物に巻き付かれ海中へと引きずり込まる。大陸まであと少しのところで、離脱してしまったヘルクだった。ヘルクを失い、大陸へ到着したアンを待ち構えていたのは、「ゴール」の看板をかかげたヘルクの姿だった。

船を降り、出発の準備を整えたアンたちの前に、蛮族のような見た目をした集団が現れる。死にたくなければ同行しろという要求に対し、地図が手に入るかもということでアンたちは付いていくことにする。アンたちは、彼らの国であるエリーユ国へと連れられた。エリーユ国は、家も人もボロボロだった。アンがそれを指摘すると、蛮族トースマンとの戦で国が滅ぼされた結果だと語られた。トースマン族、その中でも別格の強さであるトースマン王によって、エリーユ国は支配され、民は呪いで姿を変えられてしまい、過酷な労働や奴隷の差し出しなどを強制されているのだった。そこへエリーユ国の姫が現れ、状況を見て、民の意図を理解した姫は、民を叱責し、アンたちへ陳謝した。すると一行の元へトースマン王が襲来し、国狩りの兵として働けと姫に強要する。逆らえば皆殺しだと脅すトースマン王の前に、ヘルクが立ちはだかる。トースマン族の一斉攻撃を、ヘルクは片手でいなし、アンは魔術で牽制して敵勢を圧倒する。見かねたトースマン王がヘルクに襲いかかるも、その攻撃は全く効かず、ヘルクによって一撃で倒されてしまう。呪いを解いて二度と姿を現さないよう、ヘルクはトースマン王をたしなめるも、負けを認められないトースマン王は、不気味な姿へと変貌し、再びヘルクへと襲いかかる。暴走するトースマン王をヘルクが再び倒すと、生命力を使い果たしたトースマン王は塵となって崩れ去った。すると、呪いが解けて、エリーユ国の民は元の姿へと戻る。ヘルクはその光景を見て安堵する。ヘルクとアンは民から感謝され、姫から名前を尋ねられたが、「ヘルクとアンちゃん!」とピウイが答える。こうして二人は、英雄ヘルク、英雄アンちゃんとして民から讃えられるのだった。

エリーユ国で地図を譲り受けたアンたちは、西にあるという二つの大国を目指す。しかし、大国は二国間の戦争で両方とも滅亡していたため、代わりにその近くにある町へと足を運んだ。町には行商人が多く、酒場では大国の生き残りと思わしき女性イーリスが、滅びた二国とアウギスという人物のことを歌っていた。町の地図屋にて帝国への地図を見つけるも、5万リーンという値段を吹っかけられる。エリーユ国からもらった鉱石を売って2万5000リーンを工面したが、残り半分をどうするか思案していると、優勝賞金3万リーンの料理バトルがちょうど開催されるところだったので、ヘルクの料理の腕を頼りに優勝を目指す。大会荒らしのアージカバ、薄味のムーンミ、激辛ソースのトウガ、などの超凄腕料理人が参加し、料理界の重鎮リヨー・リドンが審査委員を務める鍋料理対決が開始された。この土地の人の味覚に合うか心配していたヘルクだったが、トウガの激辛鍋、ムーンミのピザ、アージカバのアノ料理を抑え、見事優勝を果たす。

一方、ピウイはヘルクが料理バトルに優勝できるように、この町の人気料理を探していた。その道中、イーリスが路上で楽器を奏でているのを見て、ピウイは曲にあわせて歌う。イーリスから声をかけられたピウイは、人気料理を探していたら迷ったと話すと、道案内してもらえることになった。無事に人気料理を手に入れて、アンたちと合流したピウイだったが、料理バトルはヘルクの優勝ですでに終わっていたのだった。

地図を購入したアンたちは、北西にある帝国を目指す。そこへイーリスが現れ、道中にある滅びた二国の土地には、闇の戦士が現れるため、死にたくなければ遠回りするようにと警告する。しかし、急がなければならないからと、アンたちはそこを通過することを選ぶ。イーリスは別れ際にピウイに何かを伝え、アンたちを見送った。

二国の土地へ入ったアンたちは、闇の戦士と遭遇し、襲撃を受ける。ヘルクが応戦し、アンはピウイを避難させる。加勢に戻り、術で援護するアンだったが、闇の戦士の標的となってしまう。攻撃を躱すアンが、不意に怖気を覚えると、それはヘルクの怒気によるものだった。仲間に手を出すなと怒りを顕にし、闇の戦士へ猛攻を加えるヘルクの姿に、アンは魔女の警告を思い起こす。制止しようとアンは声をかけるが、ヘルクは攻撃の手を止めない。そこへピウイが現れ、ピ~ピ~ピョエ~♪と歌い始める。すると、辺りから殺気が消え、闇の戦士の動きが止まる。ピウイは、やばくなったら歌うようにと出立の際にイーリスから伝えられていたのだった。

闇の戦士は、正気を取り戻し、二国間の戦争と自身について語り始める。戦争の激化が進み、敵国は闇の呪法で、理性を喪失した強大な化け物を生み出した。対抗するための唯一の方法は、敵国と同じように闇の力に頼ることだった。助けたい人がいるという思いが理性を繋ぎ止めていたが、その人を目の前で失ってしまい、自身の理性も失ってしまった。闇の戦士はそう語り、ヘルクに礼を述べ、自身の剣を使ってくれとヘルクへ渡す。体が崩れ始めた闇の戦士が、最後にさっきの歌を聞かせてくれないかと願ったところへ、イーリスが現れる。その姿を見て驚いた闇の戦士を、イーリスは抱きしめ、アウギスお兄ちゃんと呼びかける。失ったと思っていた妹のイーリスを、闇の呪法に意識を奪われながらも、アウギスは助け出していたのだった。イーリスの歌声を後に、アンたちは先へ進む。

スタッフ

  • 音楽
    平野義久
  • キャラクターデザイン
    出野喜則
  • 脚本
    広田光毅
    根元歳三
  • 監督

キャスト

制作会社

サテライト

政宗くんのリベンジR

政宗君的復仇R

原作: 漫画

8年前、過保護太りしていて苛められっ子だった早瀬政宗は、自分に「豚足」というあだ名を付けて振った令嬢安達垣愛姫に復讐すべく、過酷なダイエットと筋力トレーニングにより激痩せしてイケメンへと生まれ変わり、苗字まで祖父のものに変え真壁政宗として故郷へと帰ってくる。

文武両道・容姿端麗・明朗闊達という三拍子揃った別人になった政宗は、愛姫を惚れさせたうえで「最高の形で捨てる」という「デッド・オア・ラブ作戦」を決行する。しかし、愛姫の付き人である小岩井吉乃に幼少の頃の「豚足」であることが知られてしまい、計画は破綻するかに思えたが、愛姫への復讐に協力してもらえることになる。

その後、政宗を慕っている病弱の令嬢でノーパンの京娘・藤ノ宮寧子が転校してくるが、政宗は愛姫への復讐を完遂させるために寧子を振る。さらに、愛姫の許婚でありマサムネと偽って愛姫に近づく、ポッチャリ系の男子(?)雅宗兼次が転校してくる。

スタッフ

  • 音楽
    加藤達也
  • キャラクターデザイン
    澤入祐樹
  • シリーズ構成
    横手美智子
  • 脚本
    森江美咲
    下山健人
    横手美智子
  • 監督
    湊未來

キャスト

制作会社

SILVER LINK.

ライアー・ライアー

謊言遊戲

原作: ラノベ

主人公の篠原緋呂斗はランク制度の四季島(通称「学園島(アカデミー)」)の四番区に位置する英明学園に転校する。しかし転校初日にもかかわらず、学園島でトップに君臨する7ツ星の彩園寺更紗との決闘に偶然勝利したことがきっかけで7ツ星になってしまう。緋呂斗は学園長の命令で7ツ星の座を死守しなければならなくなり、姫路白雪のバックアップのもとで、イカサマを駆使して本当の7ツ星を目指すことになる。

スタッフ

  • 音楽
    広川恵一
    高橋邦幸
  • キャラクターデザイン
    中村ユミ
  • シリーズ構成
    豊田百香
  • 監督
    松浦直紀
    大野悟

キャスト

制作会社

GEEKTOYS

レベル1だけどユニークスキルで最強です

雖然等級只有1級但固有技能是最強的

原作: ラノベ

会社で残業づくめの社畜生活を送っている主人公の佐藤 亮太は、ある時会社で仮眠を取ろうとすると、いきなり地下道のような場所で少女に起こされる。その少女、エミリー・ブラウンが言うには、ここはダンジョンであり、自分は「スライムからドロップした」らしい。

野菜や肉、果ては空気や水までも全てがダンジョンのモンスターからしかドロップされない不思議な異世界で、亮太はエミリーと共に冒険者としてダンジョンに挑み生計を立てていくこととなった。

スタッフ

  • 音楽
    エンドウ.
  • キャラクターデザイン
    大場優子
    出口花穂
    小島えり
    西田美弥子
  • シリーズ構成
    山田由香
  • 監督

キャスト

制作会社

MAHO FILM

わたしの幸せな結婚

我的幸福婚約

原作: 小説

第1巻

古来から鬼、妖などと呼ばれ人に害をなす異形のものを退治するため、超常的な力を持つ異能者が生まれる特異な家系が連綿と続いてきた。斎森真一と薄刃澄美は異能者の家系同士の政略結婚であったが、長女の美世は異能を持たない。美世が2歳の時、母親が亡くなり、父親が香乃子と再婚し、異能をもった異母妹の香耶が生まれたことから、美世の居場所はなくなる。父親からも見放され、良家の子女としての教育も受けさせてもらえず、虐げられ、使用人以下の扱いを受けながら19歳になった美世は、すべてを諦め笑うことを忘れていた。

美世の理解者であった辰石幸次が婿養子として香耶と婚約したことを機に、美世は異能者の家系で最高の名家とされる久堂家の当主・清霞の婚約者候補として斎森家から追い出される。母親の形見はすべて取り上げられ、美世は唯一の余所行きの着物を身に付け、郊外にある清霞の質素な住まいにたどりつく。通いの使用人のゆり江に案内され挨拶をするが、清霞の美貌に目のやり場に困る。清霞は「ここでは私の言うことに絶対に従え」と言う。美世にとっては今までと同じことであり、「かしこまりました」と即座に了承する。

美世はいつも通りに暗いうちに起き出し、朝食の支度をする。清霞から席について先に食べるよう言われ、美世が躊躇していると「毒でも盛ったのか」と意外な言葉が返って来る。清霞が帰宅すると、美世は朝食の件で謝罪を繰り返す。清霞は美世が今までの令嬢たちとはまったく違っていることに気付き、明日の朝食を作るよう依頼する。清霞から「美味い」と言われ、美世は嬉しさのあまり涙が止まらない。傷んだ着物を身に着けて痩せ細った不健康そうな外見から、美世が令嬢らしい育ちをしていないのではと疑問を抱いた清霞は、斎森家を調べることを思い立ち、ゆり江にも彼女のことを気に留めておくよう頼む。美世の依頼で綺麗な針箱を部屋に届けたゆり江は、粗末な普段着を繕う美世の様子を陰でそっとうかがう。

美世を伴って清霞が街に出かけるというので、美世はゆり江に化粧をしてもらう。久堂家御用達の呉服店「すずしま屋」の奥の間で、女主人の桂子と清霞は美世の着物を見繕う。清霞は美しい桜色の反物を含め何枚かの仕立てと帯や小物も依頼する。桂子は上質な櫛が入った小箱を手渡し、改まった様子で「あのお嬢様は原石であり、計り知れないほどの伸びしろがあります。磨けばお坊ちゃんと遜色のない美人になります」と告げる。清霞が奥から店頭に戻ると、美世は桜色の反物に見入っている。それは、亡き母の一番大切な形見を思い出させるものであった。

その晩、美世は風呂から上がり、部屋の前に置かれた櫛の小箱に気が付く。美世は飛んできて「こんな高価なものはいただけません」と言うが、清霞は「気にするな」と取り合わない。美世は嬉しさの余りほんのり微笑み、お礼を口にする。その無垢の微笑みは清霞の心を揺さぶる。清霞は斎森美世について調べられた報告書を入手し、美世が些細なことで謝罪を繰り返し、笑うことさえできなくなった理由を知る。しかし、幼い頃から女性不信を植え付けられてきた清霞にとって、美世は数少ない一緒に暮らせる女性であった。

高価な櫛を贈られ、美世はお返しに組み紐を作ることにする。材料を買いに出かけたとき、香耶に出会い、恐怖のあまり固まってしまうところをゆり江に見られ、深く傷つく。その頃、清霞は斎森家を訪ね、美世との結婚を口にし、美世に面と向かって謝罪することを要求する。斎森夫妻はひどく苛立つ。清霞が斎森家を出ようとしたとき、香耶が戻り、清霞の美貌に衝撃を受ける。清霞が帰宅すると、美世はなにやら様子がおかしく、すぐに部屋に引きこもる。ゆり江から事情を聞いた清霞は、あのときの無垢の笑顔が見たいと切に思う。

ゆり江は、女は愛されて自信をつけるのですと助言する。美世はつらく苦しい斎森家で、唯一自分の味方をしてくれた使用人・花の突然の訪問を受ける。幼い美世の窮地をかばったために解雇された花は「お嬢様」と呼び、清霞から手紙を受け取ったことを話す。美世は組み紐を手に取り、清霞にすべてを打ち明け、謝罪し、せめてものお詫びと感謝の気持ちとして組紐を差し出し、頭を下げる。清霞は美世の頭を抱えるようにして、「正式に婚約したいと思っている」と話し、「嫌か」とたずねる。美世は頭が真っ白になりながらも、「わたし、ここにいたいです」と精一杯の気持ちを伝える。

初夏の頃、「すずしま屋」から桜色の着物が届く。宝物であった母親の形見に似た着物を贈られ、美世の喜びは尋常ではない。真新しい着物を身に着け、夢の中の母親に似ていると感じる。桂子の言った通り、栄養状態と精神状態の改善された美世は綺麗になっていき、清霞も思わず「綺麗だな」と口にしてしまう。そんな中でも、清霞は美世が悪夢にうなされているのに気付く。美世の肩を揺さぶり声をかけると、目を覚ました美世は体を丸めるようにして泣き出す。清霞は美世をしっかり抱きしめる。

自分こそ清霞にふさわしいと妄執する香耶は、薄刃家の血筋を狙う辰石実に相談し、美世を拉致し、斎森家の蔵の中に閉じ込める。美世は手足を縛られ、蔵の中で香乃子と香耶に暴力を振るわれ、清霞との縁談を断るよう責められるが、きっぱりと拒否する。斎森家に到着した清霞は門を雷で破壊し、幸次とともに蔵の方に向かう。実の異能の炎は清霞の結界に阻まれ、屋敷内に燃え広がる。拒否を続ける美世の首に香乃子の手がかかったとき清霞が現れる。清霞は美世を抱き上げ、幸次は香耶を連れて火の回った斎森家を脱出する。

自分を呼ぶ声に意識を取り戻すと、美世は自分の部屋におり、清霞とゆり江が傍にいる。斎森の屋敷は全焼し、両親は地方の別邸に移るという。辰石家の当主は隠居し、新当主は久堂家の監督の元に置かれる。美世は斎森家の焼け跡に残った桜の切り株を訪れ、亡き母にお別れを告げる。結納の話で清霞が美世への謝罪を要求した話を聞かされ、美世はとてもうれしいと口にする。清霞からの求婚に、美世は笑顔で末永くよろしくお願いしますと答える。

第2巻以降

斎森家と事実上絶縁し、結婚を前提に関係を深める清霞と美世であったが、美世が持つ異能「夢見の力」を巡り、様々な勢力の思惑に巻き込まれていく。

数々の障害を乗り越え、第7巻でようやく美世は清霞と結婚し、入籍する。

スタッフ

  • 音楽
    Evan Call
  • キャラクターデザイン
    安田祥子
  • シリーズ構成
    豊田百香
    大西雄仁
    佐藤亜美
  • 脚本
    豊田百香
    大西雄仁
    佐藤亜美
  • 監督
    久保田雄大

キャスト

制作会社

キネマシトラス

AYAKA -あやか-

原作: オリジナル

八凪幸人は両親を亡くし、養護施設で育った中学生。幸人は自分に制御できない能力を暴走させて人を傷つけたことがあり、人と関わることを避けていた。中学の卒業式の日、幸人は校門の上で飲酒をしていた亡き父の弟子と名乗る青年・沙川尽義に連れ出され、生まれ故郷の綾ヵ島に帰還。幸人の父八凪真人は「脈接ぎ」という能力の持ち主で幸人もその能力を受け継いでいた。尽義の兄弟子である鞍馬春秋と伊吹朱はとある事情で不仲であった。幸人は尽義の指導下で能力の修行に励む。やがて鞍馬の弟子の福分茶太郎や天乃夜胡、朱の部下の一条いばらと親しくなっていく。だが綾ヵ島では深刻な危機が迫っていた。

スタッフ

  • シリーズ構成
    来楽零
    GoRA
  • 音楽
    澁江夏奈
  • キャラクターデザイン
    金子美咲
    redjuice
  • 監督
    長山延好

キャスト

制作会社

スタジオブラン

アンデッドガール・マーダーファルス

不死少女的謀殺鬧劇

原作: 漫画

明治30年、半人半鬼の青年真打津軽は見世物小屋に雇われ、怪物殺しの見世物を行っていた。津軽の前に鳥籠に入った生首の輪堂鴉夜と従者の馳井静句が現れる。不死の鴉夜は何者かに首から下を奪われていた。犯人は津軽を半人半鬼にした外国人と同一らしいと言う。

3人は「怪物専門の探偵」を名乗る“鳥籠使い”としてヨーロッパに渡り、吸血鬼、人狼など怪物がらみの事件を解決しながら、体を奪った真犯人を探す。

スタッフ

  • 音楽
    yuma yamaguchi
  • キャラクターデザイン
    小園菜穂
    伊藤憲子
    岩本ゼロゴ
  • シリーズ構成
    高木登
  • 監督

キャスト

制作会社

ラパントラック

うちの会社の小さい先輩の話

原作: 漫画

平凡な後輩・篠崎拓馬と、可愛い先輩・片瀬詩織里が織りなすオフィスラブコメディ。基本的にいわゆる「両片思い」の形で物語が進行していく。

スタッフ

  • シリーズ構成
    サトウ光敏
  • 脚本
    蒼樹靖子
    杉澤悟
    青樹靖子
    大知慶一郎
  • 音楽
    堀口純香
  • キャラクターデザイン
    緒方浩美
    橋口隼人
  • 監督
    サトウ光敏

キャスト

制作会社

project No.9

英雄教室

原作: 漫画

強大なる魔王と対なす存在である「勇者」。偶発的にその才能を見いだされ、戦いの末、互いの痛み分けにより世界を救った勇者の少年「ブレイド」。

魔王との戦いの後遺症から勇者としての力をほとんど喪失した彼は、その過程の最中で生まれた夢であった”一般人”としての安息の生活を送れる、と期待を高らかにしていた。その後、知り合いの案内によって「ローズウッド学園」の生徒として、元勇者であると言うことは伏せて転入することとなったブレイド。しかしそこは、次世代の”英雄”を育成する王立学園都市であった。

英雄育成の学園に通う生徒たちはいずれも何かしらの際に秀でていたが、勇者としての力をほとんど発揮できなくとも英雄の範疇とも言える力を持つブレイドは、一般人としての力加減が分からずに振る舞ったため、圧倒的な実力に生徒が皆唖然とする。学園の生徒たちは次第にブレイドを「超生物」という二つ名で呼称するようになる。

主席の女帝、超常的な力を行使する少女、外からの来訪者、その他個性的な生徒たちとの触れ合いなど、破天荒とも言えるブレイドの普通ではない学園生活が始まるのであった。

スタッフ

  • 音楽
    中川幸太郎
  • キャラクターデザイン
    川村幸祐
  • シリーズ構成
    ハヤシナオキ
  • 脚本
    ハヤシナオキ
  • 監督

キャスト

制作会社

アクタス

五等分の花嫁∽

五等分的新娘∽

原作: 漫画

結婚式当日、式場の部屋で微睡んでいた新郎の上杉風太郎は妻と初めて出会ったときを思い出す。

当時、高校2年生の風太郎は、成績優秀だが生家が借金を抱えており、貧乏生活を送っていた。ある日、風太郎は中野五月という転校生と知り合い、勉強を教えるよう乞われる。しかし風太郎はこれを断り、さらに放った一言が彼女の怒りを買ってしまう。その直後、風太郎は妹から「富豪の娘の家庭教師」というアルバイトの話を聞かされ、借金返済のためにその仕事を引き受ける。

風太郎の仕事は、五月を含む五つ子姉妹に勉強を教え、全員を高校卒業まで導くというものだった。落第寸前の成績であるにもかかわらず勉強する意欲すら見せない5人に頭を抱える風太郎だったが、夏祭りなどを通して五つ子と交流する中で、はじめから比較的協力的だった四女・四葉に加え、三女・三玖と長女・一花の信頼を勝ち取ることに成功する。だが、次女・二乃と五女・五月の協力は得られないまま、風太郎が家庭教師に就いて初となる中間試験を迎える。テストの結果は前回より上昇していたものの、赤点は避けられず、家庭教師を続ける条件として5人全員が赤点を回避することを課されていた風太郎は、5人にアドバイスを残し去ろうとする。しかし、それまでは非協力的だった二乃が「(それぞれ個別の1科目だけだが)赤点を回避した」と報告し風太郎を庇ったことで、ひとまず家庭教師を続けられることになる。

スタッフ

キャスト

制作会社

シャフト

実は俺、最強でした?

原作: ラノベ

中学生の頃の虐めが原因で引きこもりとなっていた主人公は女神に魔法レベル四桁にも及ぶチート魔力を与えられ、王子ラインハルト・オルテアスとして魔法のある世界に転生することとなった。しかし魔力を測定する水晶が二桁しか表示されないせいで最大魔法レベルが2、また属性を持たず結界魔法しか使えないため、王と王妃の判断で死産だったということにされ森の中へ捨てられてしまった。

森の中では自分を襲うフレイムフェンリルを結界魔法で倒し、かつて人間に倒された魔王の生まれ変わりと誤解された結果、フレイと名付け主従関係を結ぶことになった。その直後、捨てられたラインハルトを救うべく現れたゴルド・ゼンフィス辺境伯にフレイと共に拾われ、辺境伯の長男ハルト・ゼンフィスとして異世界を生きることとなった。

ゼンフィス家での生活の中でハルトは、誤認識のままの低い魔法レベルゆえに大した期待もされず、裏で結界魔法の応用と研究によって快適な引きこもりライフを満喫する。しかし妹であるシャルロッテが刺客に襲われたのを助けた際に、強大な力を持っていることを知られてしまう。兄が正義の味方だと思い込んだ彼女の夢を壊さないために、面倒くさがりながらも結界で作った黒い衣装で正体を隠して領内の悪人を退治する中、度々起こるシャルロッテの危機が自分の実母でもある王妃ギーゼロッテの陰謀であると知り、彼の活躍は国全体に及ぶようになる。

その数年後、王族たちの思惑によって嫌々ながらも学院に通うことになったハルトは周囲の人たちの勢いに押され、徐々に引きこもりライフとは遠い騒動に巻き込まれていく。

スタッフ

  • 音楽
    橋本由香利
  • キャラクターデザイン
    安田祥子
  • シリーズ構成
    髙橋龍也
  • 脚本
    山田哲弥
    髙橋龍也
  • 監督
    直谷たかし

キャスト

制作会社

Staple Entertainment

自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う

轉生成自動販賣機的我今天也在迷宮徘徊

原作: ラノベ

自動販売機マニアの「俺」は交通事故に巻き込まれた際に、倒れる自動販売機を助けようとしてその下敷きになって死んだ。目が覚めると自動販売機に転生して湖の前に立っていたが、体は動かず、声も録音済みの限られた言葉しか話せなかった。

誰もいない湖畔で数日孤独に過ごしていると、腹をすかせた怪力少女のラッミスに出会い、意志を持つ魔道具だと認識され、何とか意思の疎通に成功する。ラッミスに背負われて迷宮内の村に行き、ハッコンと名付けられ、自販機として地球の飲食物を村人たちに販売する。

ハンター協会とケリオイル率いる愚者の奇行団による大規模討伐の際、ハッコンはラッミスに背負われて飲食物の提供係として参加し、巨大な魔物に襲われてピンチになった際にメントスコーラによる攻撃で危機を脱する。

村に帰還後、中に金を溜め込んでいると思われて盗賊団に誘拐され、ハッコンの解析のため先に誘拐されていた魔道具技師のヒュールミと出会う。長期間閉じ込められて不便な生活となっているヒュールミに商品を提供し状況を改善していると、ハッコンのいる盗賊団のアジトがハッコンの捜索に来たラッミス達と愚者の奇行団の襲撃を受ける。戦闘中爆石の爆発によって生き埋めになるトラブルをくぐり抜けて、ハッコンはヒュールミと共に無事救助される。

冬を越した後、ハンターギルドから鰐人魔の調査を依頼されて愚者の奇行団とラッミス、ヒュールミと共に行くこととなり、愚者の奇行団の独断で鰐人魔と戦うが、その中で階層の主である八本足の巨大なワニに襲われ、ラッミスは気絶してしまう。愚者の奇行団とラッミス達を逃がすためハッコンは残って囮となり、主に飲み込まれるも中で自販機の機能によるガスの噴射と、知恵を振り絞って着火を行い、体内からのガス爆発で主を倒す。

しかし、今度は階層割れに飲み込まれ、下の迷宮階層に落ちてしまう。風船の浮力と段ボール製自動販売機への変身による軽量化でなんとか迷宮階層に無事着陸すると、そこで暴食の悪魔団というタスマニアデビルの獣人の集団と出会い、彼らの理解力の低さからコミュニケーションを取れず苦戦しながらも迷宮を進み、ラッミス達と再会することが出来た。

ラッミス達と再会後、愚者の奇行団団長のケリオイルから「最深部へ辿り着き、条件を満たすとメダルの数の分なんでも願いを叶えられる」という迷宮の伝説を聞かされ、迷宮階層の階層主である炎巨骨魔を倒すこととなる。迷宮階層の罠である巨大な落とし穴に炎巨骨魔を落とし、ハッコンのドライアイスで炎巨骨魔が纏う炎の消化に成功。後はトドメを刺すだけだったが、穴の底は二酸化炭素が充満し入れば窒息死してしまう。しかし科学知識を知らないハンター達が穴に入ろうとしてしまう。慌てたハッコンはあえてエロ本の販売機に変身し、ラッミスに投げてもらうことで炎巨骨魔にハッコンが直撃し、炎巨骨魔を倒すことができた。手に入れたメダルは交渉の末ケリオイルが金で買うことで愚者の奇行団の物となった。

スタッフ

  • 音楽
    高橋慶多
    浦木裕太
  • キャラクターデザイン
    酒井孝裕
  • シリーズ構成
    髙橋龍也
  • 監督
    秋田谷典昭

キャスト

制作会社

Studio五組、AXsiZ

シュガーアップル・フェアリーテイル

原作: ラノベ

人間が妖精を使役するハイランド。母を亡くしたばかりの少女・アンは、母のあとを継ぎ、銀砂糖師になることを決意。用心棒として、口の悪い戦士妖精のシャルを雇い、銀砂糖師の称号を得るため王都へと旅立つ。

スタッフ

  • 音楽
    椿山日南子
  • キャラクターデザイン
    飯塚晴子
  • シリーズ構成
    水上清資
  • 監督

キャスト

制作会社

J.C.STAFF

好きな子がめがねを忘れた

我喜歡的女孩忘記戴眼鏡

原作: 漫画

中学生の小村楓(小村くん)は、隣の席の女子・三重あい(三重さん)のことが気になっていたがきっかけがつかめず、話せなかった。ある日、三重さんが眼鏡を忘れて登校し、周囲が見えず何もできない三重さんのために小村くんは彼女の世話をすることでやっと会話できるようになる。しかし、ひどい近眼の三重さんはたびたび小村くんの顔を至近距離で覗きこみ、そのたび小村くんはドキドキする。

その後もことあるごとに眼鏡を忘れる三重さんに小村くんはドキドキし続ける日々を送る。三重さんも、甲斐甲斐しく接してくれる小村くんが自身にとって特別な人と自覚し始めていく。

スタッフ

  • 音楽
    ジミーサムP
  • キャラクターデザイン
    内田孝行
  • 脚本
    八薙玉造
  • 監督
    横峯克昌

キャスト

制作会社

GoHands

スパイ教室

原作: ラノベ

歴史上最大規模とされる世界大戦の終結後、世界各国で講和条約が結ばれ平和を信条とした国際機関が設立された。多くの死傷者を出した現実を目の当たりにした世界中の国々が「戦争はコスパが悪い」と認識を改め、終戦から10年後の現代では剣や弓を用いた光の戦争ではなくスパイたちの情報戦、影の戦争が繰り広げられていた。

本編1巻
ディン共和国のスパイクラウスは、不可能任務を専門とするスパイチーム「灯」を創設する。しかし選出されたメンバーは養成学校で落ちこぼれとみなされた少女ばかりで、ボスであるクラウスも凄腕のスパイでありながら技術指導が致命的に下手だった。少女たちが危機感を抱く中、銀髪の少女リリィは自分たちの安全を保証させるべく単身でクラウスに脅迫を試みる。事前に見破られていたためにリリィの計画は失敗するが、襲撃を受けたクラウスは授業方法を思いつき、後日少女たちに「僕を倒せ」という実戦形式の訓練を課す。
少女たちが陽炎パレスに招集されてから約4週間後、クラウスは「灯」が挑む不可能任務はガルガド帝国に盗まれた生物兵器のサンプルの奪還であることを説明し、ディン共和国最強とされるスパイチーム「焔」が過去にその任務に臨み壊滅したこと、自身が別任務に当たっていた「焔」の生き残りであることを明かす。1週間後、ガルガド帝国に入国した「灯」は、情報収集を経てサンプルが保管されているエンディ研究所に潜入する。クラウスが研究所の東から潜入する一方で、西から潜入した少女たちは「焔」の元メンバーにしてクラウスの師匠ギードと遭遇し、死んだとされていた彼が帝国に寝返り「焔」を裏切っていたことを知る。ギードとの圧倒的な力量差で7人の少女たちは次々に戦闘不能に追い込まれるが、事前に練っていた作戦により辛くもギードを退ける。任務を成功させ帰国した後、クラウスは臨時チームである「灯」を一度は解散させるが、対外情報室室長Cからの命令と少女たちからの懇願で、「焔」を壊滅させた謎のスパイチーム「蛇」の捜査を当面の目的として「灯」を正式なチームとして存続させる。
本編2巻
「灯」が正式なチームとして発足して少し経った頃、クラウスは国内に潜伏した暗殺者「屍」の排除という新たな不可能任務に少女たちを参加させるよう命じられる。生物兵器奪還任務以降、疲労を溜めながらも少女たちを案じて一人で複数の任務をこなしていたクラウスだったが、赤髪の少女グレーテの頭脳と変装技能を信頼し、選抜した4人の少女を連れて任務に挑むことに決める。後日クラウスはグレーテとリリィ、白髪の少女ジビアと茶髪の少女サラを指名し、今回の任務が「屍」の次のターゲット候補となった上院議員ウーヴェ=アッペルの身辺調査であることを説明する。特別優秀でもない自分たちが選抜されたことに当初は戸惑うが、リリィとジビア、グレーテはメイドとして屋敷に潜伏し、サラはクラウスと屋敷外からの支援に従事する。
ジビアの活躍によってウーヴェを懐柔し諜報活動を続けるなか、グレーテは潜伏した暗殺者を炙り出すために暗殺者を装い屋敷を2度に渡って襲撃し、メイド長のオリヴィアが「屍」の協力者であることを見抜く。事前に任務の全容を知っていたグレーテは、任務中に姿を見せたクラウスは暗殺者を牽制するための自身の変装であり本物は他の4人の少女を連れて「屍」の排除に向かったこと、自分たち4人は連携能力の高さを見込まれクラウス不在の状況下における「屍」の弟子の討伐を任されたことを他の3人に明かした上で改めて作戦を立案。グレーテたちは逃走を図ったオリヴィアの捕縛に成功する。
本編3巻
「屍」の暗殺任務達成後、クラウスに選抜された黒髪の少女ティアと蒼銀髪の少女モニカ、灰桃髪で記憶喪失の少女アネット、そして金髪の少女エルナは共和国南端の歓楽地で休暇を満喫していた。そんな4人の前に、アネットの母親を名乗る女性マティルダが現れる。再会を喜ぶ一方でマティルダが盗難被害に遭っていたことを知った4人は、旅行客を狙った犯罪者集団からマティルダの仕事道具を奪還するが、モニカはマティルダがガルガド帝国のスパイであることを突き止める。アネットを案じたティアは、マティルダの身柄を陸軍に引き渡そうとするモニカを説得し、マティルダに逃亡の援助を申し出る。
一方、ティアたちの失踪を受けたクラウスはリリィを連れて捜索に向かい、潜伏した帝国のスパイを捕縛すべく陸軍が歓楽地に包囲網を敷いたことを知る。ティアたちの動向を察したクラウスは帝国側の救援の可能性を警戒する中で、帝国のスパイにして「蛇」の一員であるスナイパー「白蜘蛛」と遭遇し、取り逃がしながらも「蛇」の情報を掴むことに成功する。歓楽地の港では、モニカが陽動となって陸軍と交戦している隙に他の3人が目的のコンテナ船でマティルダを密航させる。ティアはマティルダの残忍な本性に勘付きながらも手玉に取られ逃亡を許してしまうが、すでにマティルダの本性を見抜いていたアネットは、自分たちが取り返した仕事道具で殺人を犯したマティルダを陸軍に引き渡せば「灯」のスキャンダルになることを懸念し、マティルダを謀殺する。
本編4巻
再び全員が集まった「灯」は、捕縛した「屍」から「蛇」のメンバーの1人紫蟻がムザイア合衆国の都市ミータリオに潜伏していることを突き止める。任務に向けてほかの少女たちが士気を高めている一方で、前線に立つクラウスに代わりチームの指揮を取ることになったティアは、先の任務で自信を喪失していた。ミータリオに潜入した「灯」は、紫蟻の差し向けた《働き蟻》によって追い詰められるが、ティアが仲間からもたらされた情報により、憧れだった「焔」のボス紅炉の遺志を知って自信を取り戻し、任務に同行させていた屍ことローランドを交渉によって味方につけたことで窮地を脱する。クラウスは《働き蟻》の精鋭である将軍蟻との戦いに勝利し、紫蟻を拘束する。
本編5巻
ミータリオでの任務から3か月後。「灯」の前に、ディン共和国の養成学校の成績上位者6名で構成されたスパイチーム「鳳」が現れる。ボスが不在のまま活動していた「鳳」の目的は、クラウスを新しいボスに据えることだった。「灯」の少女たちはクラウスをかけて勝負することになり、またスパイとしての飛躍のために、それぞれの特技を活かすことのできる詐術を模索し始める。勝負は結果的に「灯」が敗北したが、考えを改めた「鳳」がクラウスの異動を取り消し、「鳳」のリーダー格であるヴィンドが正式にボスに就任する。

スタッフ

  • 音楽
    藤澤慶昌
  • キャラクターデザイン
    木野下澄江
  • シリーズ構成
    猪爪慎一
  • 監督

制作会社

feel.

てんぷる

原作: 漫画

赤神家は代々女好きの家系として知られており、周囲から敬遠されてきた。そんな家系に生まれた主人公・赤神明光も風評被害を受けており、汚名返上のために女性を遠ざけるようにしていた。そんな中、明光は偶然蒼葉結月と出会って一目ぼれし、それ以来煩悩にとらわれてしまう。このままではいけないと感じた明光は煩悩を消すために叔父の紹介で女人禁制とされる三日月寺に出家することになった。

ところが三日月寺に訪れると、現れたのは自身が一目ぼれした結月と、更には複数の女子たちだった。ひと悶着の騒動の後、明光は三日月寺の真実を知ることとなる。女人禁制というのは昔の話であり、現在は男子禁制で女だけが住む尼寺になっていた。叔父はそれを知らないまま明光に紹介したのだった。更には明光の父親が三日月寺の金を持ち逃げしていたことが発覚。明光は特例として三日月寺で、持ち逃げした金を労働で返すこととなった。

スタッフ

  • 音楽
    印南俊太朗
  • キャラクターデザイン
    勝又聖人
  • シリーズ構成
    香椎葉平
  • 監督

キャスト

制作会社

月虹

七つの魔剣が支配する

七魔劍支配天下

原作: ラノベ

第1巻
キンバリー魔法学校の入学式に向かう最中、トロールが暴走する事故が起こり、それをきっかけとして新入生のオリバー、ナナオ、カティ、シェラ、ガイ、ピートは行動を共にすることになる。

続く魔法剣の授業では、オリバーとナナオが模擬戦を行い、ナナオはオリバーこそが探し求めていた相愛の剣の相手だと感じ、真剣でどちらかが死ぬまで斬り合うことを求める。しかしオリバーはこれを拒絶し、ナナオに死に急がないことを約束させる。

亜人種の人権獲得を目指す人権派の魔女カティは、入学式で問題を起こしたトロールの殺処分に抗議することにより、錬金術教師ダリウス=グレンヴィルから激痛呪文による指導を受けるが、同じ人権派の先輩である四年生ヴェラ=ミリガンの助けがあり、さしあたりトロールを救うことに成功する。

カティは人を襲わせないようにするため、トロールとのコミュニケーションを毎日試みていた。すると、言葉も文字も持たないはずのトロールが人語を話しだす。そのことに目をつけたミリガンは、亜人種の知性化という彼女自身の研究目的のため、トロールから発話能力を引き出したカティの脳を開頭施術で調べようとするが、オリバーとナナオに阻まれる。戦闘では学年の差もあり2人がかりであっても窮地に立たされるが、ナナオはミリガンとの戦いの中で無自覚に魔剣と言われる術理を使いミリガンを打倒する。それは世界に存在すると噂される六つの魔剣のいずれでもない、新たな七つ目の魔剣だった。

トロールの件が落着した後、迷宮深層にてオリバーは密かに母から受け継いだ第四魔剣により母の仇の一人であるダリウスを討つ。そして、校内にいる母の仇の残り六人の教師たちも討ち果たすことを誓う。

スタッフ

  • 音楽
    夢見クジラ
  • キャラクターデザイン
    諏訪壮大
  • シリーズ構成
    ヤスカワショウゴ
  • 監督
    松根マサト

キャスト

制作会社

J.C.STAFF

BanG Dream! It's MyGO!!!!!

BanG Dream! It's MyGO!!!!!

原作: メディアミックス

テレビアニメ
;第1期
高校一年生の少女・戸山香澄は、幼い頃に妹の明日香と森で迷子になる。2人で夜空を見上げた際、香澄は「星の鼓動」を聞き、その時に聞いたような「キラキラドキドキ」する何かを探していた。花咲川女子学園高等部に入学した香澄は、そこで出会った少女・山吹沙綾と友人になる。その後、香澄はすべての部活動に体験入部をしたが、そこでキラキラドキドキするものに出会うことはなかった。そんなある日、学校からの帰路で香澄は、電柱や地面に貼られた星のシールを見つける。シールをたどり行き着いた質屋「流星堂」の蔵に入った香澄は、そこで赤い星型のギター「ランダムスター」と質屋の娘・市ヶ谷有咲に出会う。ギターを弾きたい香澄は有咲に調べてもらい、ライブハウス「SPACE(スペース)」にたどり着く。そこで、ガールズバンド「Glitter*Green」のライブを見た香澄は、これが自分にとって『キラキラドキドキ』するものだと確信。バンドを結成することを決める。
有咲をキーボードとしてバンドに誘い、彼女からランダムスターを譲り受けた香澄は、Glitter*Greenのボーカル・牛込ゆりの妹でベースと作曲ができる少女・牛込りみ、香澄たちと同じクラスであり「SPACE」でバイトをするギター少女・花園たえを勧誘する。有咲の家の蔵で行ったライブ『クライブ』を成功させる。4人はバンド名を「PoppinParty」とし、文化祭のライブに向けての新曲作りとドラムメンバーの勧誘を開始した。香澄の友人である沙綾も彼女たちをサポートしていたが、内心では複雑な感情を抱いていた。そんな時、香澄たちは有咲のクラスメイトでバンドをやっている海野夏希から、沙綾がかつて夏希の所属するバンド「CHiSPA」のドラマーであったことや家庭の事情でバンドをやめたことを聞かされる。それを知った香澄は沙綾をバンドに誘うが彼女から拒絶されてしまう。そのときに互いの感情をぶつけ合ったことで沙綾の本心を知った香澄は、文化祭当日、沙綾の家の前に新曲「STAR BEAT!〜ホシノコドウ〜」の歌詞が書かれた手紙を届ける。そんな時、沙綾の母が体調を崩してしまう。

第2期
:香澄たち「PoppinParty」のメンバーは進級して高校2年生となった。学年が上がり環境が大きく変化した香澄たちは、生徒会やバイトなどに追われて蔵に集まる時間が少なくなっていた。
一方、岐阜県から上京してきた少女、朝日六花は羽丘女子学園高等部に入学し、香澄の妹、戸山明日香と友達になる。1年前に「SPACE」のラストライブで「PoppinParty」の演奏に勇気づけられた六花は、「大ガールズバンド時代」と呼ばれている今の時代に、地元で活動していた時のように高校でもバンドを組もうとメンバーを探していた。そんな時、バイト先のライブハウス「Galaxy(ギャラクシー)」のリニューアルオープン記念ライブの参加バンドを探すことになった六花は、道で偶然出会ったPoppinPartyにライブの出演を依頼する。
「Afterglow」「ハロー、ハッピーワールド!」「Roselia」も参加した記念ライブは無事成功に終わるも、ライブ終了後、Roseliaが主催ライブを開催することを発表したことをきっかけに、香澄もPoppinPartyで主催ライブを開催することを宣言する。しかし、Roseliaの主催ライブに参加したことで、主催ライブを行うことの難しさを知った香澄たちは、自分たちにRoseliaのような主催ライブができるのか不安になる。そんな時、街中で出会ったことをきっかけに六花を蔵練に誘った香澄は、六花からPoppinPartyへ抱く想いを聞かされる。その想いを受け取った香澄たちは「Roseliaのようでなくてもいい、自分たちらしいライブ」をすることを決意する。
一方、花園たえは幼馴染の和奏レイと再会する。さらに別の場所では中学生で音楽プロデューサーのチュチュが「最強の音楽」を奏でるためのバンドメンバーを集めていた。

第3期
PoppinPartyの主催ライブから4ヶ月後の秋、主催ライブが成功し、いつも通りの日常を過ごしていた香澄たちはライブハウス「Galaxy」で、東京のライブハウスの連盟が企画するガールズバンドの大会「BanG Dream! Girls Band Challenge!(バンドリ!ガールズバンドチャレンジ!) 」の告知ポスターを見つける。ポスターには、12月23日に行われる大会の決勝は武道館で開催されると書かれていた。実は、ライブハウスCiRCLEにて行われる予定であった決勝戦は、CiRCLE所属のスタッフ月島まりなの強い要望により日程をなんとか抑えたうえで会場が武道館に変更された。「FUTURE WORLD FES.」を控えるRoseliaや商店街のイベントと決勝の日程が重なるAfterglowは参加しないと決めた一方、以前、武道館でライブをしてみたいと語り合ったPoppinPartyはこの大会に参加することを決める。
一方、RAISE A SUILENのプロデューサーであるチュチュは花園たえに代わる新たなギタリストを探していた。自分の望むような演奏をするギタリストが見つからないチュチュは、ネットで偶然見つけた文化祭でギターを披露する六花の映像を見つける。そして、RAISE A SUILENのライブにPoppinPartyとRoselia、六花を招待したチュチュは会場で「BanG Dream! Girls Band Challenge!」への出場と、そこでPoppinPartyとRoseliaを倒すこと、さらに、六花をRAISE A SUILENのギタリストとしてスカウトすることを宣言する。

Morfonication
;前編
とある夏のこと。月ノ森女学園1年生の倉田ましろは、夢の世界を見ていた。
月ノ森女学院1年生からなるバンド「Morfonica」は、ボーカルの倉田ましろのほかに、ドラムでリーダーの二葉つくし、しっかり者でギターの桐ヶ谷透子、普通主義者でベースの広町七深、お嬢様バイオリニストの八潮瑠唯の5人からなり、瑠唯の家で夏休みの合宿を練ろうとした。
ライブ後、ひょんなことからましろと中学時代のクラスメイトと出会う一方、透子による夏休み計画は挫折してしまう。
ましろは帰宅しようとしたところ、中学時代のクラスメイトのことでフラッシュバックたことによって黒い蝶が現れ、ましろから見た世界が歪んでしまう。
後編
世界の歪みは夢オチだったことを知ったましろ。一学期の終業式が終わったことで夏休みに入り、Morfonicaは新曲を仕上げるべく、月ノ森女学園の体育館で合宿を行うこととなった。
しかし、ましろは歌詞が思い浮かばず、再び黒い蝶が現れたために世界の歪みを感じてしまう夢を見る。しかし、他の4人から花火をやるよう提案される。
花火を行ったことでましろは「あの夏」を思い出したことで歌詞が仕上がり、新曲「寄る辺のSunny, Sunny」を披露して物語は完結する。

漫画(コミカライズ含む)
RAiSe! The story of my music
岐阜県に住む中学3年生の少女、朝日六花は、運動も勉強も苦手だったが、ギターだけが取り柄だった。中学でバンドを組んでいた六花であったが、進路を決める時期となりバンドの活動は停止。六花はギターを弾かなくなったことで自身の夢が分からなくなり、ガールズバンドの聖地「SPACE」のラストライブを見るためにひとりで東京を訪れ、親戚が営む銭湯「旭湯」に泊まる。六花は「SPACE」のライブを見ようか迷っていたものの、旭湯の娘で従姉妹の大学生・七実に背中を押される形でライブを見に行く。六花がライブ会場に着いた時にはすでにライブが始まっており、そこではガールズバンド「PoppinParty」が演奏をしていた。彼女たちが演奏していた「前へススメ!」を聴いて、六花は東京でバンド活動を行うことを考える。
岐阜県に帰ってきた六花は家族に東京の高校に進学したいことを伝えるも、父から反対されて喧嘩となる。しかし、父に認めてもらうために苦手だった勉強や家事を頑張り、家事を一通りこなせるようになったほか、東京の進学校「羽丘女子学園」に特待生として合格したことで父に上京を認められる。卒業式前日、バンドメンバーである鳩村真波、鳥山小春、則本いちごを学校に呼び出した六花は彼女たちにPoppinPartyのライブ音源を聴かせ、自身も彼女たちみたいに輝きたいという想いと東京に上京することを告げる。3人は夢を追いかける六花を応援していくことを彼女に伝え、4人での最後の演奏としてPoppinPartyの楽曲を演奏しようと六花に提案する。
涙を流しながら演奏をやり切った4人は翌日、卒業を迎える。卒業式当日、バンドメンバーからもらった星のシュシュを身に着けた六花は、家族やバンドメンバーに感謝を告げて東京・新宿へと旅立つ。

スタッフ

  • 音楽
    藤田淳平
  • キャラクターデザイン
    Craft Egg
  • シリーズ構成
    綾奈ゆにこ
  • 脚本
    綾奈ゆにこ
  • 監督

キャスト

制作会社

サンジゲン

百姓貴族

百姓貴族

原作: 漫画

作者である元農家の女性漫画家・荒川弘が、担当編集者のイシイと対談するという体裁で、北海道の農業・酪農事情がセキララに語られる。

内容は、荒川の実体験のほか、子供時代の思い出、現在の荒川農園の様子など多岐にわたる。話数表記は「〇頭目」。

スタッフ

  • 音楽
    Precious tone
  • キャラクターデザイン
    まつもとあやね
  • 脚本
    澤田裕太郎
  • 監督
    澤田裕太郎

キャスト

制作会社

Pie in the sky

文豪ストレイドッグス

原作: 漫画

孤児院を追放され、ヨコハマを放浪する少年・中島敦は鶴見川で入水していた太宰治を助ける。それをきっかけに敦は太宰が所属する異能集団・武装探偵社が追う「人食い虎」の捜索を手伝うことになり、太宰と共に虎の出現を倉庫で待つことになる。そのとき、太宰は敦こそが虎の正体だと告げる。実は敦は無意識のうちに異能力、「月下獣」で虎に変身して徘徊しており、それゆえに孤児院を追い出されていたのだ。敦は自分の能力を制御出来ず、虎に変身して、太宰に襲いかかるが、太宰は相手の能力を無効化する異能力「人間失格」を発動して、敦を鎮静化させ、さらに敦が武装探偵社に入社出来るよう尽力する。

入社試験を経て武装探偵社に入社した敦だったが、なぜか海外の異能者団体から莫大な懸賞金が敦にかけられていた。ヨコハマの港を縄張りにするポートマフィアの構成員芥川龍之介はその懸賞金目当てに敦を執拗に狙うが、部下の泉鏡花の裏切りもあって、敦に逃げられてしまう。

芥川が敦の身柄を確保することに失敗したことを知った組合(ギルド)団長、フランシス・スコット・キー・フィッツジェラルドは自らヨコハマに乗り込み、敦の身柄と願いをかなえる「本」を手に入れるため、横浜を完全に廃墟とする計画を実行に移す。ヨコハマを守るため、武装探偵社とポートマフィアは一時的に手を結び、敦と芥川がフィッツジェラルドに立ち向かう。圧倒的な戦闘能力を誇ったフィッツジェラルドだったが、2人の攻撃でバランスを失い、空中要塞白鯨から落下して行方不明となる。さらに鏡花の捨て身の攻撃で白鯨も横浜の市街地から離れた海に落下する。

その頃、死の家の鼠頭目フョードル・ドストエフスキーは組合の資産を強奪すると同時に、武装探偵社・ポートマフィアを共に殲滅させるための計画を実行に移し始めていた。彼の計画により、武装探偵社とポートマフィアは全面抗争に突入する。抗争は、夏目漱石によりもたらされた情報により死の家の鼠の異能者を逮捕し、さらにフィッツジェラルドの協力によりドストエフスキーを逮捕したことで終結した。

その後、異能特務課に研究のため一頁だけ切り取られて保管されていた白紙の文学書の力により、武装探偵社は犯罪組織、天人五衰に仕立てあげられる。福沢は逮捕され、社員も軍警に追われる中で一時はばらばらになるが、探偵社を信じた人間の協力によって再集結を果たし、真の天人五衰の計画を知ってそれを阻止する為に動き出す。天人五衰の一人であるシグマが運営する天空カジノに侵入した敦は、軍警特殊部隊の猟犬からカジノを守ろうとするシグマを救い出すも、突如現れたホーソーンにシグマは撃ち落とされ、彼の確保に失敗した。乱歩は猟犬隊長の福地桜痴に協力を仰ぐが、福地こそが天人五衰の首領であり、敦と、太宰の指示で同じ船に潜入していた芥川は、福地に戦いを挑む。福地を後一歩まで追い詰めたところで芥川が斬られ敦は何とか逃走するも、残る天人五衰のメンバーであるブラム・ストーカーの異能で、世界中に吸血種化した人類が送り込まれ、世界は混乱と疑心暗鬼に陥る。

スタッフ

  • 音楽
    岩崎琢
  • キャラクターデザイン
    新井伸浩
  • シリーズ構成
    榎戸洋司
  • 脚本
    榎戸洋司
  • 監督

キャスト

制作会社

ボンズ

ホリミヤ -piece-

堀與宮村 -piece-

片桐高校に通う堀京子は、派手な外見とは裏腹に成績優秀で、家事をこなし弟の面倒も見る家庭的な高校生。ある日、ケガをした弟・創太を見知らぬピアス男が送り届けに来た。その正体は同じクラスにいる陰気なはずの男子、宮村伊澄。彼の学校との別人ぶりに驚く反面、家での顔を見られた堀は動揺するが、人見知りする創太が懐いたことがきっかけで、宮村は頻繁に堀家を訪ねるようになる。

スタッフ

  • 音楽
    横山克
  • キャラクターデザイン
    飯塚晴子
  • シリーズ構成
    吉岡たかを
  • 監督

キャスト

制作会社

CloverWorks

闇芝居

原作: オリジナル

スタッフ

  • 脚本
    [[山口綾子
    岸野聡子
    石上加奈子
    佐々木充郭
    熊本浩武
  • 監督
    [[谷口崇
    増本庄一郎
    清水崇
    井口昇
    ILCA

キャスト

  • 青木砂織
  • ザンヨウコ
  • 澤村光彩
  • 桐乃みゆ
  • 山崎夏菜
  • 的場華鈴
  • 新納多朗
  • 星野勇太
  • 上杉輝
  • 清水優
  • 篠田諒
  • 木津つばさ
  • 平野良
  • 津田寛治

制作会社

ILCA

夢見る男子は現実主義者

原作: ラノベ

佐城渉は同じクラスの美少女・夏川愛華にアプローチしては断られる、というやりとりを続けていたが、ある日突然、渉は自分が愛華に分不相応ではと気づいて熱が冷めてしまい、愛華と距離を置き始める。しかしそれに対して愛華は嫌われたのかと勘違いし、愛華の方から関わり始める。

スタッフ

  • 音楽
    佐高陵平
  • キャラクターデザイン
    小関雅
  • シリーズ構成
    横手美智子
  • 監督

キャスト

制作会社

Studio五組、AXsiZ

ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜

錬金術によるアイテム作成を主題としたアトリエシリーズの21作目(スピンオフ系タイトルを除く)。

アトリエシリーズは数作ごとに世界観やゲームシステムを一新して展開されるが、今作は「秘密シリーズ」の第1作となっている。

開発はガスト長野開発部が行い、シナリオはライトノベル作家の高橋弥七郎が、キャラクターデザインにはトリダモノが起用されている。

ガスト直系のアトリエシリーズ作品においてタイトルに「錬金術士」の名を冠さないのは『イリスのアトリエ グランファンタズム』以来となる。

世界累計出荷本数50万本を突破し、アトリエシリーズ最高記録を達成した。

2020年7月20日にNintendo Directにて続編『ライザのアトリエ2 〜失われた伝承と秘密の妖精〜』が発表された。

スタッフ

  • 音楽
    柳川和樹
  • キャラクターデザイン
    下谷智之
  • シリーズ構成
    高橋弥七郎
  • 監督
    楪エマ

キャスト

制作会社

ライデンフィルム

るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-

神劍闖江湖-明治劍客浪漫譚-

原作: 漫画

幕末、薩長同盟の締結場所・鈴屋に「人斬り厳達」と呼ばれる剣客ら数人が襲撃してきた。護衛に当たっていた緋村抜刀斎は「人斬り厳達」と斬り合い、葬ることに成功する。その後、同盟は成立、そして時世は新時代と突入するのだった。

時は過ぎて明治11年。新しく建設された洋館を見物するため、陸蒸気で横浜に向かった剣心たち一行。その帰路、酔った外国水兵が迷惑行為を働いている現場に遭遇する。直後、一人の女性が水兵に悪行三昧を止めるように説得するが彼らの矛先は彼女に向かってしまう。そこに時雨滝魅という男が現れ剣心と共に水兵に立ち向かう。時雨はその剣腕で水兵の持つ武器を一瞬で破壊するが遅れてやって来た警官隊から身を隠すため、剣心とある寺に向かう。そこで互いを認め合い後日、再会を期して別れるが剣心は時雨には近づくなという忠告を斎藤一から受ける。薫達と合流した剣心は英国公館前でさっきの女性は会津出身で高槻朱鷺という名であることを知る。剣心はその名を聞いて幕末に高槻厳達という剣客と戦ったことを思い出す。その時、英国公館で爆音が響き、戦闘が起こる。剣心たちも現場に向かうが、陸軍の到着で敵は退却した。

時雨は14年前、親友の高槻厳達を自らの誤判断で死なせてしまったことに深く罪悪感を抱いていた。それは薩摩藩の西郷隆盛と長州藩の桂小五郎が土佐藩の坂本龍馬の仲介で同盟を結ぶ「薩長同盟」でのことだった。会合の情報を入手した時雨ら会津藩士たちはその場所を襲撃し、その目論見を打ち砕こうとするが、どうしても会合場所がしぼれない。厳達は鈴屋と踏んでいたが、時雨は鈴屋は逃げ場所がないとのことで材木問屋を主張。結局、時雨の意見に従うとなったが厳達はやはり気になる、一応向かってみるとのことで二手に別れることになる。誤判断に気づいた時雨は鈴屋に急行するが厳達の最期と厳達を殺害した男の剣は時雨の眼に焼きつくことになった。自分が厳達を死なせてしまった…その責任を感じている時雨は罪滅ぼしとして再び維新を起こすことを決意していた。

時雨宅で厄介になっている朱鷺は最近時雨の様子が変であることに気づく。なのでそのことを知り合った剣心に時雨から事情を聞きだして欲しいと頼む。数日後、時雨宅を訪ねた剣心は彼が留守だったので、明日の暮れ神社近くの大橋で待っていると朱鷺に伝言して立ち去る。そして次の日、時雨と会った剣心だが彼の「もし自分に何かあれば朱鷺を頼む」という言葉に疑問を感じる。時雨宅に急ぐ剣心であったが途中、左之助から時雨の周囲に反政府の人間が集っていること、弥彦が行方不明だということを知る。夜通し皆で弥彦を探し回っていたところにその弥彦が現れ、自分と同じ父が彰義隊士である武蔵野泰春たちの仲間になったが置いて行かれたことを話す。その弥彦の「国賓がどうとか」との言葉から剣心は時雨たちの蜂起が英国公使のパレードにあることに気づく。

当日、時雨たち反政府軍の蜂起は斎藤や剣心の迅速な対応もあり上野に敗走する。その戦いの中で時雨は剣心が厳達を殺した人間であることに気づく。そして、剣心は山県有朋に時雨との決着を了承してもらい、最後の戦いへと向かう。

OVA
テレビ版の制作スタッフも多く続投しているものの大きく画風を変更。

いずれの作品も単巻の作品(以下「オリジナル版」と記す)とシリーズ全話と追加パートを収録した特別版があり、特別版では他にBGMが差し替わっているシーンもある。

スタッフ

  • 音楽
    髙見優
  • キャラクターデザイン
    内田陽子
    西位輝実
  • シリーズ構成
    倉田英之
  • 監督
    山本秀世

キャスト

制作会社

ライデンフィルム

Lv1魔王とワンルーム勇者

原作: 漫画

勇者マックスに倒された魔王は10年振りに復活するが、弱体化して幼い姿となってしまった。一方のマックスは10年の間に失墜して自堕落な生活を送っており、見かねた魔王が何かと面倒を見ることになる。

スタッフ

  • 音楽
    R・O・N
  • キャラクターデザイン
    渡邊義弘
  • シリーズ構成
    大野敏哉
  • 監督
    井上圭介

キャスト

制作会社

SILVER LINK.、[[BLADE (アニメ制作会社)

大奥

大奧

原作: 漫画

徳川三代将軍家光の時代、関東のとある山村で熊に致命傷を負わされた少年を発端に、赤面疱瘡と呼ばれる奇病が流行り始める。若い男にだけ感染するこの病は致死率80%、瞬く間に感染拡大し、約80年経過した頃には日本の男子人口は女子の1/4にまで減少していた。男子は子種を持つ大切な宝物扱い、女が全ての労働を担い家業を継ぎ、将軍職も三代目以降女が継ぐことに。夫を持てない貧しい女達は花街で種を付け、婿取りは富裕層の特権となる。

その頂点として将軍が囲った、俗に美男3000人と謳われる女人禁制の城──それが大奥である。

本作はその起こりから終焉までを、八代将軍吉宗の時代を起点とし、それ以前の出来事は彼女が読む『没日録』の内容としてほぼ時系列順に描いている。

なお、本項では便宜上、将軍の代替わりで区切って記載する。

8代将軍・吉宗編
正徳6年、旗本の水野祐之進は大奥御三の間に上がり、吉宗のご内証の方に選ばれる。大奥のしきたりを逆手に取った藤波の策略により水野は公には死罪となるが、吉宗の計らいで町人の進吉として生まれ変わる。

水野の一件や、オランダ商館カピタン85代、87代商館長}}の江戸参府の引見などを機に旧慣に疑問を持った吉宗は、御右筆頭・村瀬を訪ね、大奥の始まりから全てを記した『没日録』の頁を捲り始める。

3代将軍・家光編
幕府の基礎が確立されようとしていた家光(男)の治世下、赤面疱瘡で家光本人が急死してしまう。春日局はそれを隠蔽し、家光の御落胤・千恵を身代わりに立て、家光の血を繋ぐ世継ぎを産ませるために公家出身の美僧・有功を大奥入りさせる。理不尽な仕打ちに反発していた二人だったが、やがて互いの境遇と心情を知り愛を育んでいく。

春日局の死後、千恵は男子人口が元に戻るまでの措置として男名・家光を名乗り、亡父の名代を勤めると宣言。男子不足に悩まされていた大名家もこれに追随し、男名の女大名が誕生していく。

千恵は3人の姫を遺して死去し、有功は遺命で出家せず大奥総取締として大奥に留まることとなる。

4代将軍・家綱編
千恵の娘・家綱は政務を老中らに全任していたが政治は安定していた。明暦の大火の晩、家綱は突如義父・有功への好意を告白する。有功はこれを拒絶し、大奥を去り永光院として出家する。

家綱は世継ぎの無いまま薨去、綱吉が後を継ぐ。

5代将軍・綱吉編
五代将軍・綱吉はその美貌と賢さで人々から愛される日々を送っていたが、世継ぎの急死により再度の子作りを求められる。綱吉の父・桂昌院と大奥総取締・右衛門佐の権力争いも相まって日々派手になっていく綱吉の行為は男狂いの贅沢三昧と揶揄され、赤穂事件や生類憐れみの令の影響もあり市井での評判は下落。だが「男女の愛とは子作りのためだけのものではない」と諭す右衛門佐とついに結ばれ、父の呪縛を断ち切り自ら家宣を後継に指名する。

その直後、右衛門佐は死去。やがて麻疹に倒れた綱吉に、側用人・柳沢吉保は秘めた想いを告白しながら彼女の命を絶つ。

6代将軍・家宣編
家宣の側用人・間部詮房に拾われた勝田左京は詮房に恋心を抱くが、詮房は左京を家宣の側室にする。
六代将軍となった家宣は先代の悪政を正し、庶民からも善政を期待されたが程無く薨去。この際、取り乱した詮房と左京が関係を持ってしまったことが江島生島事件の序章となる。

左京は出家し月光院と名を改め、その娘・家継が七代将軍となる。

7代将軍・家継編
七代将軍・家継は幼く病弱であったため、大奥では世継ぎを巡って権力争いが起こる。先代家宣の正室であり紀州派の天英院側の謀略により、尾州派・月光院側の御年寄・江島が捕らえられる(江島生島事件)。江島は死罪を申し渡されるが月光院は紀州吉宗を推す代わりに江島の命乞いをし、天英院はこれを受け入れた。

家継は僅か7歳で病没、八代将軍は吉宗となる。

ここまでの経緯を『沈日録』を読んで知った吉宗は、男子が少ない現状での開国は危険と判断し、鎖国を続けつつ赤面疱瘡の撲滅を目指す決意をする。

9代将軍・家重編
吉宗には3人の姫がいたが、長女・家重は言語障害・排尿障害などがあり老中らは廃嫡を上申していた。跡継ぎ問題の中、吉宗は家重の頭脳を見抜き九代将軍を継がせるが、天災や吉宗治世の負の遺産、大御所として吉宗が健在であったこともあり、家重への評判は低く無能扱いのまま一生を終える。

一方、家重を支えていた田沼意次は赤面疱瘡根絶に向け始動。長崎に平賀源内を遣わして青沼を招き、大奥で蘭学の講義を始める。

10代将軍・家治編
田沼意次は十代将軍・家治の下で実質的な政を司り成果を挙げていくが、吉宗の次女・宗武の娘である松平定信からは、先の後継問題で禍根が残っていたこともあり、唯金主義と批判される。

一方大奥では、青沼や黒木らによって蘭学と赤面疱瘡の研究が進み、ついに人痘法に辿り着く。人痘法は大奥で成果を上げたものの、定信の甥が副反応犠牲者となってしまい、これをきっかけに田沼一派は失脚。青沼は打首、黒木らは追放され、大奥から蘭学は一掃される。

その裏には吉宗の三女・宗尹の娘である治済の暗躍があった。家治の毒殺後、治済は密かに人痘接種を済ませていた息子・家斉を将軍に立て、三代家光公以来の男将軍がここに誕生する。

11代将軍・家斉編
家斉は十一代将軍に就いたが実権は母・治済が握っていた。母の本性に気付いた家斉は密かに黒木に赤面疱瘡対策を再開させ、副作用のほとんど無い熊痘に辿り着く。治済は家斉をも殺そうとするが、我が子を殺された家斉の側室たちに逆に毒を盛られ寝たきりの身となる。
家斉は強権的に熊痘接種を徹底させ、男子人口は急速に回復。息子・家慶を十二代将軍に就け、大御所として実権を握る。

12代将軍・家慶編
将軍家以下男子家督相続が復活する中、阿部正弘は女性寺社奉行として腕を振るい老中に就任する。正弘は家慶の娘・祥子が実父から性的虐待を受けていることを知り、祥子の守りとして瀧山を奥入りさせる。

その後、家慶は黒船来航のショックで急死。祥子は家定と名を改め、十三代将軍となる。

13代将軍・家定編
家定と正弘により鎖国は終わり日本は開国する。

薩摩藩は一橋慶喜擁立のため、近衛胤篤を家定の御台所として大奥へ送り込む。胤篤は家定に心から尽くし、やがて家定も心を開くが、懐妊した家定は出産前に薨去してしまう。胤篤は天璋院として大奥に留まり、跡継である福子改め紀州徳川家茂の後見となる。

14代将軍・家茂編
家茂が十四代将軍に就き、公武合体の一環として孝明天皇の弟・和宮が降嫁してくる。だが現れたのは男装した姉の親子であった。嫌がる弟の身代りをかって出たと明かす親子に家茂は向き合い、女同士ながらも夫婦のような絆を育んでいく。

一方、政治面では尊攘派と開国派の軋轢が激化していた。長州征討中、家茂は病を押して参内し勝海舟に大政奉還を指示して息を引き取る。だが「跡目は亀之助に」との遺志は継がれず、慶喜が最後の将軍になる。

大奥の終焉
王政復古の大号令で慶喜に全権を丸投げされた勝海舟は西郷隆盛との談判に臨む。「女が統治した恥ずべき歴史を無にするために慶喜の死が必要」という西郷の言に和宮(親子)は激怒、自らが女であることを明かし岩倉具視暗躍の証を呈示して停戦を迫る。西郷は長考の後に「代々の将軍は皆男だった」とすることで合意、無血開城が約された。

開城の日、大奥が男の園であった証は官軍によって全て処分され、沈日録も焼却された。大奥に生きた人々の歴史が闇に葬られるのと引き換えに、彼らが愛した江戸の町は守られることとなったのである。

時は流れ明治四年。初洋行の島津胤篤が、同じ船で米国留学に向かう6歳の梅(おそらく津田梅子)に語りかける場面で物語は幕を閉じる。

スタッフ

  • 音楽
    川井憲次
  • キャラクターデザイン
    佐藤陽子
  • シリーズ構成
    たかすぎ梨香
  • 脚本
    たかすぎ梨香
  • 監督

キャスト

制作会社

スタジオディーン

終末のワルキューレII

原作: 漫画

人類の誕生から700万年。進歩の兆しがない人類を見限った神々は、1000年に1度開かれる「人類存亡会議」にて、人類に「終末」を与える決議を行った。そこに戦乙女(ワルキューレ)の長姉・ブリュンヒルデは決議に待ったをかけ、超特別条項に基づく神VS人類最終闘争(ラグナロク)で人類の行く末を決めることを提案する。当初はその申し出を相手にしなかった神々だったが、ブリュンヒルデの挑発にプライドを傷つけられたことでラグナロクの開催を決定した。かくして、天界が誇る最強神たちと、秘術「神器錬成」で神器と化した戦乙女たちを伴う最強の人類「神殺しの13人」(エインヘリャル)による、13番勝負の幕が上がる。

第1回戦:中華最強の英雄・呂布奉先vs雷の狂戦士・トール
北欧の最強神・トールが出場する初戦に、ブリュンヒルデは中華史上最凶かつ最狂の戦士と謳われる呂布奉先をぶつける。生まれてから最強の名を独り占めにしてきた呂布は自分と互角に渡り合うトールに歓喜し、トールもまた、戦乙女の四女・ランドグリーズが神器錬成した方天戟で自身に傷をつけた呂布を好敵手と認め、戦いを楽しむ。呂布はトールのヤールングレイプルを方天戟で破壊するも、それは封じ込まれていたトールの全力を引き出すことになった。トールの秘技「覚醒雷槌」によって両脚を破壊された呂布は、闘技場に乱入してきた愛馬の赤兎馬に跨がり、生前に最強の敵との邂逅を信じて完成させた一撃「天喰」で逆転を狙う。全力での打ち合いの末に、呂布は神器もろとも右腕を失うが、全てを出し尽したことに歓喜しながら消滅する。
第2回戦:全人類の父・アダムvs全宇宙の父・ゼウス
人類に勢いを取り戻すべく、ブリュンヒルデは原初の人類・アダムを次鋒に送り込む。対する天界は、神々の長たるゼウスが自身の出番を待ち切れずに名乗りを上げる。アダムは戦乙女の七女・レギンレイヴが神器錬成したメリケンサックスと、あらゆる攻撃を一瞬で模倣する「神虚視」によって優位に立ち回り、その強さを認めたゼウスは最強形態「阿陀磨須」で対抗する。「阿陀磨須」の攻撃をも模倣するアダムだったが、これらの力はどちらも自らの身体に大きな負荷をかけるものであり、試合は相手の限界を待つ我慢比べとなる。そして遂にアダムが「神虚視」の高負荷による失明を迎えて敗北の危機を迎えるが、アダムは敢えて攻撃を受け続けることでゼウスを捕捉し、人類のために拳を振るい続ける。壮絶な殴り合いの末、ゼウスが耐えきれずに尻をつくものの、アダムが殴り合いの最中に既に死んでいたことが判明し、神側に軍配が上がる。
第3回戦:史上最強の敗者・佐々木小次郎vs大海の暴君・ポセイドン
2連敗で後がないブリュンヒルデは、神側の第3鋒が神すら恐れるポセイドンだと分かると対戦者を決めかねていた。そこに「史上最強の敗者」こと佐々木小次郎が名乗りを上げ、ブリュンヒルデは死後も岩流の技を進化させてきた小次郎に望みを見出す。小次郎は最速の先読み「千手無双」で真っ向から渡り合うが、底知れぬ強さを見せるポセイドンによって、戦乙女・フリストが神器錬成した備前長光三尺余寸をへし折られる。勝負ありと思われた直後、小次郎はフリストの能力で折れた刀を大小二本の刀へと「神器再錬」することに成功。加えて生前に戦った剣士達の技術を駆使する「二天岩流」でポセイドンに再び挑む。対するポセイドンは全力の攻撃によって小次郎の心を折りにかかるも、自身を信じる幾多の剣士達の鼓舞で奮起した小次郎は神の手すらも完璧に先読みする「萬手無双」に開眼。ポセイドンの攻撃を躱し続けた小次郎は奥義「双燕斬虎万刃撩乱」によってポセイドンを倒し、小次郎と人類はついに悲願の初勝利を飾る。
第4回戦:霧の殺人鬼・ジャック・ザ・リッパーvs不屈の闘神・ヘラクレス
ポセイドンの消滅を目にした神々は人類の強さとブリュンヒルデの本気を再認識し、ギリシャ神敗北の借りをギリシャ神で返したいとするゼウスらの要望でヘラクレスを出場させる。一方ヘラクレスが出場すると知ったブリュンヒルデは、当初からヘラクレスの対戦相手と決めていた殺人鬼のジャック・ザ・リッパーを選出し、ジャックの要望をヘラクレスが了承したことで両者は19世紀ごろのロンドンの街並みを再現した闘技場で激突する。ヘラクレスは、序盤からジャックの変幻自在な攻撃を真っ向から迎え撃ち、「十二の災禍と罪過」の御業で追い詰める。しかしジャックは、戦乙女・フレックを強制的に神器錬成させた手袋によって触れた物体を神器へと変化させる能力を、幾重にも巡らせた策謀によってヘラクレスを欺いた末にその左腕を切り落とす。劣勢になりながらも衰えず、人類に抱く愛をもって、ジャックの過去やそれに由来する歪みと向き合うヘラクレスと、その純粋な「真実の愛」を持つ心を絶望に染めたいジャックの戦いは激しさを増していき、最後はジャックが瀕死になりながらも最後の武器として命を賭けて作り上げた、手袋に自身の血を纏わせ、神器と化した手刀「Dear GOD」にてヘラクレスの身体を刺し貫くことに成功し致命傷を与える。しかし最後までヘラクレスの心は変わることなく、勝利したジャックもヘラクレスの心を絶望に染められなかった自身の負けを認める。ヘラクレスは人類の救済をブリュンヒルデに託して消滅し、ジャックは自身が経験のない感情を覚えながら第4回戦は幕を閉じる。
第5回戦:無類力士・雷電為右衛門vs宇宙の破壊神・シヴァ
4試合を終えて2勝2敗とイーブンになった状況で、兄のように慕っていたヘラクレスへの思いを押し殺したブリュンヒルデは、最強の力士・雷電為右衛門を選出して勝ち越しを狙う。一方負け越しを許容できない神側は、インド神話最強の破壊神・シヴァを出場させ、第5回戦は両者による真っ向からの格闘戦となる。
時を同じくして、これまでの試合を観戦していた神側の代表・ロキは、神々に拮抗する人類に対して抱いた疑問から、同じ代表である釈迦を裏切り者と疑う。両者は一触即発の状況となり、その場に毘沙門天率いる天界処刑人の七福神、試合を終えた小次郎、さらに人類側の代表として順番を待つ沖田総司と近藤勇が乱入したことで場外乱闘の機運が高まるが、ゼウスとオーディンの介入によりそれぞれに遺恨を残す形で、事態は収まった。
一方試合は、スルーズが神器錬成した超筋外骨締廻によって本来の力を発揮した雷電がシヴァの腕を自身の手で一本握り潰す波乱の展開を迎えていたが、互いに自身を信じるインド神界の仲間の思いを受けたシヴァ、力士ら人類の声援を受けた雷電は互いに自身の限界まで大技を繰り出し、闘いは命の削り合いとなって行き、人類・神問わず興奮へと導く。最後に最強の技をぶつけ合い結果としてシヴァが雷電の右腕を破壊する。力士の意地を貫き転倒を防ぐも余力を失った雷電は、悔いを残さずに全力の相撲を満足するまで取れたことをシヴァに感謝し、シヴァも最後まで膝をつかなかった雷電を褒め称え最高の試合を創れた事に感謝しその首を斬り落とし、神側が3勝目を手にする。
第6回戦:天上天下唯我独尊男・釈迦vs七福神一柱・毘沙門天⇒伝説の凶神・零福⇒第六天魔王・波旬
第5回戦終了後、ゼウスは第6回戦の神代表に釈迦を選ぶが、釈迦は闘技場に現れるや否や、突如人類側からの出場を宣言する。動揺と怒りを覚える神々であったが、ゼウスは釈迦の申し出を認め、改めて神代表として毘沙門天を選ぶ。毘沙門天は他の七福神らと一つとなり、本来の姿である零福へと変化し、混乱の中、試合が始まる。
試合は、釈迦の相手の魂を見る事で未来を視ることが出来る『正覚阿頼耶識』の力で釈迦が徐々に押していくが、零福は戦っているうちに、釈迦が一番自分のことを理解してくれると知るようになり、自身が釈迦のようになりたかったのだと自覚する。そのタイミングで武器から素手での殴り合いに移行。殴り合いの中で零福は幸せだと自覚し、釈迦のストレートを食らって零福はKOされ、元の善神に戻って再度人類を信じようとしていた。だが突如として零福の角が異変を起こし、零福に埋め込まれていた波旬の芽が覚醒。芽は零福の身体を苗床に第六天魔王・波旬へと成長。第2ラウンドへと移行する。
かつて冥界を半壊させた圧倒的なパワーとスピードに、今度は釈迦が深手を負わされて追い込まれていき、釈迦の神器・六道棍も破壊されてしまう。神器を失って絶体絶命に陥った釈迦であったが、零福の斧爻を神器蓮生で大円寂刀・零にすることで再び波旬に挑む。釈迦が何処までも自身に対して絶望をしないことに恐怖した波旬によって、再び未来視が行えるようになった釈迦が徐々に優勢になって行きついに身体を両断された波旬の身体は消滅を始め、零福は釈迦の勝利を喜び七福神らと共に旅立っていった。その姿に釈迦は涙し零福に別れを告げた。こうして対戦相手が変化する混沌とした戦いは人間側代表の釈迦が勝利した。
第7回戦:始まりの王・始皇帝vs冥界の王・ハデス
6回戦終了後、神側は釈迦の裏切りによって発生した出場枠に冥界から天界に来ていたハデスがポセイドンの仇討ちをするべく出場を決める。一方ブリュンヒルデは7回戦の神代表がハデスだと知ると、ハデスに対抗し勝利できるであろう闘士として始皇帝を選ぶ。
戦いは一進一退の互角の攻防となり、戦いの中で両者は互いに相手を王と認め合う。始皇帝が自身の目当てを取ったことで、「星」を見れるようになり、徐々に始皇帝優勢となっていくも、バイデントにハデスの血を流し込んだことで進化した神器、宿命の四血槍による一撃を始皇帝が防ぎきれず、左肩を神器ごと貫かれる。始皇帝の想いに答えたアルヴィトは能力の全てを始皇帝へ捧げることを決め、神器である神羅鎧袖を始皇勾践剣へと形を変えて、ハデスに対抗するも技の撃ち合いに負け左肩を斬り飛ばされてしまう。絶望的な状況の中で勝機を見出した始皇帝は自身の信念と矜持を貫くため瀕死の状態で立ち上る。両者の最後の一撃がぶつかり合った結果、ハデスの宿命の四血槍が打ち砕かれる結果となりハデスは斬られた。斃れたハデスは始皇帝を王と賞賛し、弟達に誓いを守れなかった事を詫び、消滅した。ハデスの消滅を見届けた始皇帝はハデスと戦い語り合ったことに感謝しハデスを『盟友』と呼びハデスへ礼を取った。こうして7回戦は始皇帝の勝利となり人類は遂に神に対して始めて勝ち越すことが出来た。
第8回戦:人類唯一の魔法使い・ニコラ・テスラvs呪われし蠅の王・ベルゼブブ
冥王ハデスの敗北に多くの神々が動揺や様々な感情を隠せない中、ブリュンヒルデは次の闘士にニコラ・テスラを選出する。一方で神側はベルゼブブが自ら8回戦への出場を表明した。
戦いはベルゼブブの持つ能力『悪魔の羽ばたき』と神器の『アポミュイオスの杖』の力の前に苦戦を強いられるテスラであったが、神器である『-超人-自動機械B』を使い『神々の監獄』を発動させる。そして『神々の監獄』を発動させたことで神器の能力を最大限に使えるようになったテスラは反重力システムによる浮遊と瞬間移動からの攻撃により、ベルゼブブに大ダメージを与える。大ダメージを受けたベルゼブブはハデスを殺した人類への憎しみから冥界で禁忌とされた技『虚神』を使う。闘技場を破壊する程の威力にテスラは最大出力の攻撃で『虚神』の一部を相殺するも相殺しきれなかった分の攻撃を受けて重傷となり、ベルゼブブ自身も『虚神』の使用による反動で重傷を負う。

スタッフ

  • 音楽
    高梨康治
  • キャラクターデザイン
    佐藤正樹
  • シリーズ構成
    山田由香
    筆安一幸
  • 監督
    大久保政雄

キャスト

制作会社

グラフィニカ<br />ゆめ太カンパニー(第2期)

いきものさん

IKIMONOSAN

原作: オリジナル

スタッフ

  • 音楽
    高橋宏治
  • 脚本
    和田淳
  • 監督
    和田淳

キャスト

  • 平井まさあき
  • 浦井のりひろ

制作会社

ニューディアー

夫婦交歓〜戻れない夜〜

原作: 漫画

温泉旅行に来ていた礼司・奏夫妻は、ともに旅をしていた親友夫妻の幸祐・明日歌に夫婦交換に巻き込まれる。一夜限りの予定だったが、4人は旅行の後も不倫関係を継続させてしまう。

スタッフ

  • キャラクターデザイン
    橋本真希
  • シリーズ構成
    黒崎エーヨ
  • 脚本
    黒崎エーヨ
  • 監督
    則座誠

制作会社

studio HōKIBOSHI

おでかけ子ザメ

小鯊鯊出門去

原作: 漫画

元は2021年6月23日に作者がTwitterで公開した3ページのフルカラー漫画作品で、人間と動物が共存する「八魚町」を舞台に主人公の子ザメちゃんと住民たちの日常を描く。

2021年10月20日発売の『青騎士』(KADOKAWA/エンターブレイン)Nr.4より、Twitter公開版に加筆・修正する形で商業連載を開始した。単行本はエンターブレインブランドの青騎士コミックスではなく、『青騎士』編集に参加している中経出版ブランドのKITORAレーベルからフルカラーで刊行されている。

2023年8月1日よりWebアニメを公開。

スタッフ

  • 音楽
    藤澤慶昌
  • キャラクターデザイン
    吉井安里咲
  • シリーズ構成
    長嶋宏明
  • 監督
    槙麻里奈

キャスト

制作会社

ENGI